TechCrunch Disrupt NY 2013 - Day 3

俳優のアシュトン・カッチャーと、マドンナのマネージャーでビジネスパートナーのガイ・オセアリーが共同でベンチャーファンド「Sound Ventures」を立ち上げました。

2人(+ロンバークル)は2011年にVCファンド「A-Grade Investment」を設立して、SpotifyやShazam, SoundCloud、Genius, さらにAirbnb, Uberなどスタートアップのアーリーステージへの投資を行ってきました。

Sound Venturesではより組織だった資金の調達を行う見込みだそうです。例えば他のファンドにも参加しているリミテッドパートナーからの出資を重要視するなど、より形式的なVCファンドとしての運用を計画している模様。

その代わりにSound VenturesではシードやシリーズA以降のステージでの投資や、巨額の投資額の運用が実現可能になると見られ、これまでのようなスタートアップのアーリーステージ以外から出資ができることで、企業の成長を手助け、高い投資リターンを得ることができると考えられます。

ガイ・オセアリーは、マドンナのマネージャーとビジネスパートナーとして、ライブ・ネイションとの巨額な360度契約を成功させた実績があります。また2013年からはU2のマネジメントをポール・マクギネスから引き継ぎ、賛否両論を巻き起こしたアップルとのアルバム無料ダウンロードを実現させた戦略家として、音楽やテクノロジー業界で知られる人物です。

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ソース
Ashton Kutcher And Guy Oseary Launch Sound Ventures, The Successor To A-Grade Investments(
3/14 TechCrunch)

image by Wikimedia


Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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