俳優のアシュトン・カッチャーと、マドンナのマネージャーでビジネスパートナーのガイ・オセアリーが共同でベンチャーファンド「Sound Ventures」を立ち上げました。
2人(+ロンバークル)は2011年にVCファンド「A-Grade Investment」を設立して、SpotifyやShazam, SoundCloud、Genius, さらにAirbnb, Uberなどスタートアップのアーリーステージへの投資を行ってきました。
Sound Venturesではより組織だった資金の調達を行う見込みだそうです。例えば他のファンドにも参加しているリミテッドパートナーからの出資を重要視するなど、より形式的なVCファンドとしての運用を計画している模様。
その代わりにSound VenturesではシードやシリーズA以降のステージでの投資や、巨額の投資額の運用が実現可能になると見られ、これまでのようなスタートアップのアーリーステージ以外から出資ができることで、企業の成長を手助け、高い投資リターンを得ることができると考えられます。
ガイ・オセアリーは、マドンナのマネージャーとビジネスパートナーとして、ライブ・ネイションとの巨額な360度契約を成功させた実績があります。また2013年からはU2のマネジメントをポール・マクギネスから引き継ぎ、賛否両論を巻き起こしたアップルとのアルバム無料ダウンロードを実現させた戦略家として、音楽やテクノロジー業界で知られる人物です。
関連記事
● アップルと1億ドルの音楽配信契約。U2マネージャーのガイ・オセアリーが仕掛ける音楽マーケティング戦略の可能性と不安
ソース
Ashton Kutcher And Guy Oseary Launch Sound Ventures, The Successor To A-Grade Investments(
3/14 TechCrunch)
image by Wikimedia