定額制音楽配信「KKBOX」が、インディーズレーベル団体Merlinからライセンスを取得。日本を含むアジア圏で楽曲を配信


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世界的なインディーズレーベルの権利保護を支援する独立系団体「Merlin」(マーリン)と、台湾の定額制音楽ストリーミングサービス「KKBOX」がライセンス契約で合意したことが発表されました。

Billboardの報道によれば、Merlinではアジア全体では初めてのライセンス契約となり、台湾、香港、マカオ、シンガポール、マレーシア、タイ、そして日本でのサービスに楽曲を提供していきます。2008年に立ち上げられたMerlinはSpotifyやDeezer、Beats Music、YouTube Music Key、Rdioなどのデジタルサービスと契約を結び、楽曲配信やアーティストに公平な契約の交渉を行っている団体です。Merlinに参加するインディーズレーベルや関連団体には、ベガーズ・グループ、Domino、Warp、!k7、Kobalt Label、Cooking Vinyl、PIASなどが名を連ねています。すでにアジアのアーテイストは配信しているKKBOXに、世界的に人気のインディーズアーテイスト達が加わることは、ただ人気のアーティストだけを追いかけるのではなく、アーティストとレーベルをサポートするコミットメントを示す意味合いのほうが重要だと感じます。

1000万人アクティブユーザー200万人の有料会員を持つKKBOXに、Merlinに参加する2万以上のレーベルやディストリビューターの楽曲カタログをサービスに加わります。これによって、世界基準のインディーズアーテイストの楽曲でコンテンツを大幅に拡充、Merlin所属のレーベルはアジア圏内でストリーミング配信によるプロモーションや収益アップに繋げることになります。

ソース
Merlin Partners With Asian Streaming Service KKBOX(Billboard.biz)


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ジェイ・コウガミ

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