今年秋に発売が噂される「iPhone 7」で、これまで使われてきた3.5mmのイヤホンジャックが廃止されて、Lightningケーブルに置き換わる大きな仕様変更が騒がれています。9to5macが報じる最新情報によれば、アプルは買収したヘッドフォンブランド「Beats by Dre」製造メーカーのBeats Electronicsと協力して、新しいBluetoothイヤホンの開発を進めiPhone 7と同時に発表する計画があるとのことです。
Beatsとアップルが製造するイヤホンは、iPhone 7とは別売りになるプレミアム・オーディオ製品になる見込みです。設計面では、ケーブルの無いワイヤレス・イヤホンで、左右のイヤホン本体をつなぐケーブルも存在しない独立したデザインになるとのことです。このイヤホンはノイズキャンセリング機能を搭載し、電話通話やSiriにも対応できるそうです。
アップルはすでに「AirPods」の商標登録を申請済みで、これが新型イヤホンの名称になる可能性があります。
別の噂では、iPhone 7はLightningケーブル接続の新しいEarPodsが同梱される予定と言われています。Beatsとアップルが開発すると言われる新型Bluetoothイヤホンは、現在Beatsのワイヤレスヘッドフォンで使うmini-USBポートなど、ケーブル充電用のポートが存在しません。その代わりにイヤホンのケースとしても代用できるチャージャーが付属品として付いてくると報じられています。
2014年に開催された開発者向けのカンファレンス「WWDC」でアップルは、イヤホンジャックをLightningコネクタに置き換える規格を発表しました。Lightningケーブル接続するヘッドフィンは、Philips、JBLなど各メーカーがすでに販売を開始しています。
また次期iPhoneでは、Apple Musicでのオーディオ再生がハイレゾ音質に対応するとの噂があります。
現在iPhoneや多くのスマホで使用されているアナログ出力のヘッドフォンジャックではCD音質(アナログデータ)しか再生できませんが、Lightningケーブルを使うことで、192kHz/24ビット対応のDAC (デジタル・トゥー・アナログ・コンバーター)が採用可能となり高音質の音楽再生が実現することが期待されています。
ソース
Apple developing revamped, cord-free Beats with charging case ahead of iPhone 7(9to5Mac)