間もなくFacebook上でチケットを直接購入できるシステムが登場します。
世界最大のコンサートプロモーション企業ライブ・ネイション傘下のチケット販売大手「Ticketmaster」は4月末までにFacebookでのチケット販売を開始することを発表しました。Ticketmasterの副社長兼流通コマース担当責任者であるダン・アームストロング(Dan Armstrong)がBuzzfeedのインタビューで明らかにしました。
アームストロングは次のように答えています。
Facebook内で直接チケット購入ができる仕組みを導入することで、私達は今以上にシームレスな購入体験を提供し、チケット販売の増加につながることを期待しています
Facebook上でのチケット購入で、Ticketmasterは固定のアフィリエイト料(レートは非公開)を受け取り、購入者はTicketmasterのウェブまたはアプリ内で購入を購入を確定させる必要があります。Facebookによると、アフィリエイト料は購入者に影響を与えるものではなく、追加料金が加わるわけではないことを明確にしています。
また、FacebookユーザーはFacebook Messengerのチャット上から、バーチャル・アシスタント「Facebook M」を通じてチケット購入することも可能になる予定です。
Facebookではこれまで「イベント機能」で友人やフォロワーにRSVPを通知することは可能でしたが、チケット販売を行うには、外部サイトに誘導させる必要がありました。
Facebookからのチケット購入で、同プラットフォームの利用時間増加にもつながることから、既存のイベントページの閲覧からユーザー体験を大きく飛躍させることが見込まれます。またTicketmasterもFacebookからチケット販売を実現することで、自社サイトやアプリ以外での顧客獲得での大きなアドバンテージを得たことになります。
ソース
Ticketmaster Will Sell Tickets Directly On Facebook In Coming Weeks(BuzzFeed News)
Ticketmaster selling directly on Facebook is another way to fail at snagging Beyoncé tickets(The Next Web)