グーグルの定額制音楽ストリーミングサービスは、ランニング向けアプリ「Runtastic」のAndroidユーザー向けに、ワークアウトに特化したプレイリストを公開し始めました。
人気アプリ内で利用できるアップデートの特徴は、Google PlayMusicチームが4000万曲以上のカタログからキュレーションした特別なプレイリストで、ジョギングやウォーキングなどワークアウトの最中や、気分に合わせて、気分を上げてくれる音楽を再生してくれます。
ランニング向けプレイリストでは、Spotifyがランナーの走る速度をアプリが読み取って曲のテンポを調整するプレイリスト機能「Spotify Running」をすでに先行して展開中で、注目を集めています。Google Play MusicもRuntastic連携でワークアウトの領域に進出したことで、音楽ストリーミング各社はますますプレイリストのキュレーション力が試される時代を迎えていると言えるでしょう。
130bpm以上のトラックで構成される「Today’s Running Hits」や、「Sweaty EDM Workout」、「High-Energy Hard Rock」などプレイリストは、Google Play Musicが使える世界60カ国以上でアプリのアップデートで利用可能です。
この機能が使えるのは、Google Play Musicの有料アカウントのみとなっています。
ランニングと音楽など、アプリ同士さらにはIoT連携という付加価値が実現できるのは、「アクセス性」と「携帯性」が特徴である音楽ストリーミングサービスの魅力で、音楽サービスの転機とも言えます。どのような新しい体験をどんなユーザー向けに創出できるか。音楽ストリーミングサービスから始まるアプリ連携のモデルは、ユーザー中心な音楽社会への兆しではないでしょうか。
ソース
Runtastic brings you the beats with Google Play Music (Google Blog)