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アメリカ最大のラジオ型音楽ストリーミングサーヴィス「Pandora」が第4四半期の結果を発表しました。売上は2億6,800万ドルで1株当り利益は0.18ドルでした(非GAAP)。アナリストが予測した2億7600万ドルを大きく下回る結果となりました。

Pandora最大の収益源である広告売上は、前年同期比36%アップの2億2010万ドルで、全体の82%を占めました。サブスクリプションなどその他からの収益は4,790万ドル、前年比24%アップしました。Pandoraはモバイル広告の成長を強調しており、全体の77%を占める2億950万ドルをあげました。

Q4の純利益は1,230万ドル、1ドル当たり利益は6セント。

Pandoraは2015年度第1四半期の予測を発表したが、これもアナリストが予測する2億4,400万ドルを下回る2億2,000万ドルから2億2,500万ドルであったため、投資家をがっかりさせる内容でした。

Q4アクティブリスナー数は8,150万人で、これは前年同期比で7%上昇しています。

リスナー視聴時間は15%前年比上昇し、45億4,000万時間から52億時間に増加しました。

Pandoraの予想を下回る結果に、決算報告後に株価は20%以上急降下しました。

2014年のPandora

12ヵ月を通してPandoraの売上は9億2080万ドル、2013年から44%アップしました。これは広告売上が40%以上アップしたことが大きな要因です。純損失は3040万ドルを計上。

2014年の視聴時間は合計200億時間で、2013年から20%アップ。Pandoraにとってアクティブユーザー数よりもリスナー視聴時間を伸ばすことが重要なビジネスの課題。増加させればさせるほど広告売上に貢献できるためです。

Pandoraは、リスナーが好きなアーティストやアルバムを選ぶと、Pandoraが独自のアルゴリズムで曲を分析して、好みに合わせた音楽を自動でレコメンドする、「パーソナライズド・ラジオ」型の音楽ストリーミング・サーヴィスです。アメリカの音楽ストリーミングは注目が高まっている分野です。しかし、Spotifyをはじめ、アップルやグーグル、アマゾンなども参入する競走の激しい市場で、ユーザー獲得やビジネスの収益化、サーヴィスの付加価値提供など課題も多くあります。

Pandoraはアメリカ合衆国の法律に従ってラジオとして運営しているため、日本やアメリカ以外の国では規制が異なるためが進出が実現できません。つまりSpotifyやアップルのように各国の権利関係者と独自に契約を交わしながら海外展開を進めて収益化するという道を選ぶことさえ出来ないのが今のPandoraです。

ソース
Pandora Plummeting More Than 20% On Revenue Miss(2/5 Forbes)

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Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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