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スターバックスが店内でのCD販売ビジネスを3月で終了するとアナウンスしました。

スターバックスでは1999年に音楽小売店Hear Musicを買収して以来、10年間以上に渡って世界規模でCDを販売し続けてきました。スターバックスのスポークスパーソンは次のように答えています。

「音楽は私たちのコーヒーハウスと店舗体験における重要な要素であり続けます。しかし私たちは利用者に適切なオプションを保証するために、音楽を提供する形式を継続して変化させていきます。私たちは音楽キュレーションのリーダーとして、お客様が共感できるユニークかつ人の心を惹きつけるアーティストたちをさまざまなジャンルからセレクトすることを追求していきます。」

今回の決定は、継続して減少し続けるCD売上の人気低迷を受けたものと推測されます。2014年にアメリカの音楽業界でCDの売上は前年から15%減少しました。

過去に米スターバックスは店舗でのCD販売でポール・マッカートニー、ジョニ・ミッチェルなど著名アーティストの独占リリースを手掛け、またビヨンセやサム・スミス、テイラー・スウィフトなど人気アーティストのリリース、テーマ別のコンピレーションを販売するなど、独自の音楽販売戦略を実施してきました。

音楽を商品として販売する大型チェーン店とは異なり、利用者や店内のムードに適した作品やアーティストをセレクトして提供してきたスターバックスは、文化としての「音楽キュレーション」を推進してきた数少ない小売店と言えます。今後もスターバックスがフィジカルなフォーマットの音楽販売を検討するなら、CDよりもアナログレコードの販売を手掛けるかもしれませんね。

ソース
Starbucks will stop selling CDs(2/20 FACT Magazine)
Starbucks to Stop Selling CDs(2/19 Billboard)
CC image by keiichiro shikano via Flickr

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Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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