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Skype共同創業者が立ち上げた定額制音楽配信サービスの「Rdio」が連邦破産法第11条の適用を申請して、事業を終了します。Rdioの主要な資産は、世界最大のパーソナルネットラジオ「Pandora」が7500万ドルで取得することを発表しました。

PandoraはRdioの技術、製品、特許そして人材を獲得します。広告モデルのパーソナルラジオを展開するPandoraは、Rdioの資産取得によって「拡張されたPandoraの視聴体験を2016年終わりまでに提供できるだろう」と期待しています。

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日本を始め、世界的に注目が集まる定額制音楽配信には、アップルやグーグル、アマゾンなど大手企業が参入し、ますます競争が激しくなっています。Rdioは2008年にSkypeの共同創業者Janus Friisが立ち上げて、いち早くこの領域に進出して、フリーと有料を組み合わせたフリーミアムモデルによるオンデマンドな定額制音楽ストリーミングを提供してきました。

Radioは現在まで世界86カ国に進出してサービスを展開し(日本は含まれず)、また1億2570ドルもの資金も調達してきました。RadioもこれまでSpotifyやDeezer、Rhapsody、さらにはApple Music、Google Play Music、YouTubeやPandoraらとユーザー獲得を目指して激しい競争を繰り広げてきましたが、彼らが実績に関するユーザーデータを公開したことはこれまで一度もありませんでした。

Pandoraは今後Rdioの資産をどのように同社の製品戦略に組み込むかは明らかにしていません。しかし、今後の計画は、Rdioの技術やノウハウを駆使して独自のオンデマンド型音楽ストリーミングを、現在提供するラジオ型音楽ストリーミングに加えて提供していくことが狙いのように思えてきます。Pandoraはネットラジオとしての人気は絶大ですが、ライセンス契約の問題上、主に米国でしかサービスを提供することしかできず、海外への拡大が実現できていません。また同社のビジネスモデルは、米国で政府が設定するロイヤリティ分配に必要な支払いレートが膨大なコストとなっていることが事業の製品開発や投資などに大きな影響を及ぼしてきました。

今回のRdioの資産取得は、Pandoraの音楽ストリーミングの世界で戦うポジションを優位に押し上げます。それはRdioが行ってきな世界展開や、オンデマンド型音楽ストリーミングの技術や製品開発を統合することで、Pandoraのサービスをこれまで以上に多様化できるからです。Pandoraは先日、ライブ・コンサートのチケット販売を展開するスタートアップTicketflyを4億5000万ドルで買収して、音楽配信に付加価値を付けたサービスの提供を目指しています。

Pandoraはパーソナルラジオサービスとして、リスナーの好きな曲やジャンルを音楽専門家が制作した音楽データベースを使って解析して、最適な音楽を自動でレコメンドするユニークな音楽サービスを行っています。

ソース
Pandora

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執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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