米国時間9/1、アップルが新しいiPod Nanoを発表した。従来モデルのクリックホィールからタッチパネルディスプレイを採用する最も革新的なデザイン進化を遂げた。直観的な操作性に加え、新製品はサイズ・重量がこれまでのNanoの約半分に変更された。また、iPod Shuffleと同様にクリップを背面に装備、スポーツ愛好家向けにNike+iPod機能との連動や歩数計機能も搭載する。
iPod製品ファミリーの中で、最も速い速度で進化を遂げるNano、1年に1度のスピードで発表されるNanoの歴史をこちらでご紹介。iPod Nanoは2005年にiPod Miniの代わりとしてデビュー以来、今回が第6世代にあたる。 第1世代NanoはMiniに比べ角が丸く、デザインが小型化され、カラースクリーンが採用された。スティーブ・ジョブスCEOが2005年の発表時、ジーンズのコインポケットから取り出したシーンが印象的だった。
第2世代はボディにアルミを採用、第3世代はディスプレイが大型化したがやや横長にデザイン変更され、カバーフローと動画再生機能が搭載された。
第4世代は縦長デザインが復活し、ディスプレイも縦長に拡大した。さらに加速度センサーと振るとシャッフルできるシェイク・ツー・シャッフル機能が搭載された。第5世代ではディスプレイがさらに拡大し、さらにビデオカメラ、ボイスレコーダー、FMラジオ、歩数計機能が搭載された。
iPod nanoレビュー (9/12/2008 Gizmodo Japan)
iPod NanoはiPod製品ファミリーの中でもとりわけデザイン、機能、スペックで実験的かつ意欲的な製品であることがこれらの前世代製品から見て取れる。その分、音楽プレーヤーとしてはClassicの容量は無く、Touchほど機能が充実しておらず、iPod Shuffleの小型デザインでもないので、立ち位置が微妙な存在だった。
しかし今回のモデルチェンジでその印象が変わるのではと想定している。そして今回の新iPod Nanoから次はどのように変身していくのか、また一つiPodの楽しみが増えたといっても言い。サイズはより小型化するが、Nanoにはアップルの強烈なプロダクトデザインとエンジニアリングの根源が隠れているようでならない。