5億人以上のユーザーを誇るFacebook。独自に携帯電話を作っていると噂されているが、2007年に発表した複数の携帯プラットフォームで使えるFacebookのモバイル版「Facebook Mobile」製品は現在急速にユーザーを虜にしているようだ。
Facebookが最近発表した数値によるとFacebookユーザーのモバイル端末からのアクセスは全体の30%近くにまで拡大している模様。現在、スマートフォン向けFacebookアプリ、携帯ブラウザー向けサイト「Facebook Mobile Web」、メッセージが送れる「Facebook SMS」といったFacebook Mobile製品を利用ができる、その規模を示したインフォグラフィックをご紹介します。
現在、世界中で1.5億人のFacebookアクティブユーザーがモバイル端末からアクセスしています。またモバイルユーザーはその他の端末を利用するユーザーに比べ2倍アクティブです。
世界60カ国で200のモバイル事業者が、Facebookモバイル製品を展開しています。
端末別に見ると、iPhoneからのアクセスが毎月1億ユーザー強で最も多く、次いでブラックベリーの6000万ユーザー、アンドロイドの1500万弱ユーザーとなっています。
モバイル端末のブラウザーからの閲覧(アプリは除く)は、圧倒的にスマートフォンの割合が高く2009年1月の22.5%から2010年1月には30.8%と8.3%拡大しています。また全体のモバイル端末でのブラウザー閲覧も6.5%から11.1%へと4.6%拡大しました。
ソーシャルメディアへのアクセスを見てみると、Facebookへのアクセスが2010年1月には前年同期比112%アップしました。Twitterも前年同期比347%延びましたが、ユーザー数が極端に違っています。反対にMyspaceはマイナス7%でした。
全体数から見たモバイルユーザーは、2009年には2.5億ユーザーの内6500万ユーザー(26%)から、2010年には1.5億ユーザー(30%)に増加しています。
モバイル端末で利用されるアプリケーションをユニークユーザー別に分けてみると、2009年4月から2010年4月までの伸びでは、「ソーシャルネットワーキング」が240%で断トツとなっています。次に「ニュース(124%)」、「銀行アカウント(113%)」、「スポーツ情報(113%)」、「天気(111%)」となっています。またアプリのユニークユーザー数も前年比28%の伸びを示しています。
米国でのOS別モバイルアプリトップ5です。iPhone OSではFacebookアプリを利用するユーザーはなんとiTunesよりも多く60%近くを占めます。アンドロイド OS、ブラックベリーでも50%近くのユーザーが利用しています。個人的に興味深いのはインターネットラジオのPandoraアプリが全てのOSでトップ5入りしていることです。
このデータはスマートフォンのみでしたが、今後はこれにiPadやアンドロイド搭載タブレットも含まれてくることは確実です。デスクトップPCでのソーシャルネットワーキングがモバイルに置き換えられると、今後はデスクトップPC・モバイル端末の用途や利用するアプリケーションがまた変わってきそうですね。
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