月額10ドルで音楽ストリーミングをPCやモバイルで無制限に楽しめる素晴らしいサービスの「MOG」は、大きなニュースを発表した(モバイルアプリではアルバムをダウンロードしローバルに保存できる便利な機能も提供する)。
MOGは本日(1月6日)、ベライゾンとの提携を発表した。しかも内容がデカイ。
1) MOGがベライゾンの4G アンドロイド端末にプリインストールされる。
2) MOGはまたベライゾンのV CAST アプリ・ストアにて提供され、ユーザーはベライゾンへの支払い請求を使ってMOGのサービスに加入することができる。
*ユーザーはMOGの利用を携帯使用料金と合算して一括支払いができる。
今回の発表は、定額音楽サービスへ加入させることは至難の業であり、Rdioや(米国進出が噂される)Spotifyなど強力な競争相手に直面するMOGにとって大きな勝利である。数百万のベライゾン・ユーザーへの紹介は素晴らしいことで、多くの人は端末を入手するなり4G接続を試したくてたまらないだろうから、大量のアルバムダウンロードは良いテストになるだろう。キャリアへの支払いも重要だ。ユーザーはクレジットカードを使わずに済むからだ。
モバイルはこのような仕様
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ベライゾンが提供する4G LTEサービスは現行の3Gサービスに比べ最大10倍の速度が実現するネットワークサービスで、コンスーマー向け製品は2011年後半に登場予定です。CESではタブレットを含め10機種が発表されました。ベライゾンは4GネットワークでSkypeとの提携や音楽ストリーミングのRhapsodyアプリのプリインストールも発表しました。携帯料金の支払いと一括してサービス料金が支払える仕組みは、画期的ですね。
発表されたHTC Thunderbolt
自身のガジェット好きもあり、毎年CESは楽しみなイベントの一つです。今年のイベントで気がついたのは、家電やPCというハードウェア主体の発表にウェブサービスやアプリケーションなどに関する発表が目立ったことです。それも「ベンチャーがブースを出して、デモをやります」な小規模ではなく、上記のベライゾンやフォード、マイクロソフトなど大企業の新製品発表だったことは、企業のエグゼクティブもオンラインサービスが生み出すビジネス機会を、自社の主力製品・サービスへ積極的に長期的な視点で取り入れていることが見えてきました。
アルバムを一括で携帯にダウンロードすることになれば、TwitterやFacebookなどソーシャルメディアから「今何聴いている」を共有しやすく、友人からの「お薦め」をその場でダウンロードできたり、音楽生活がまた変わってきますね。
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