身売り先を模索しているワーナーミュージックの買収オークションに、投資会社のユカイパ(Yucaipa)が最も魅力的な入札額を提示しているとCNBCが伝えています。
ユカイパは入札額として30億ドル強(約2550億円)を提示しており、これはBMG(現在は音楽権利会社)・KKR(投資会社)・ベルテルスマン(メディア会社)によるジョイントベンチャーが提示する28億ドル(約2380億円)を上回る。
またBillboard Bizは、CNBCのニュースと異なる金額を独自の情報源から入手した。Billboardによれば、ユカイパの提示額は27億ドルから33億ドル、BMGの提示額は29億ドルと伝える。
投資家のロン・バークル(Wikipedia参照)率いるユカイパのパートナーには、P2P音楽サービスのナップスター共同創業者であり、初代Facebook社長のショーン・パーカー、投資家のドッグ・テイテルバウムが名を連ねる。最終入札には誰が含まれるかは現在未定だ。
ワーナーミュージックの買収には、コンサートプロモーション会社のLive Nationも興味を示すが、アーティストのマネジメントを手がけるレコード音楽部門のみに入札すると伝えられる。化粧品ブランド『レブロン』の会長を務める、投資家ロナルド・パールマンが率いるMacAndrews & Forbes(レブロンのオーナー会社)も新たに入札への参加を示している。
CNBCによれば、現在ソニーミュージックグループ、Tamares、Guggenheim Partners、Platinum Equity、The Gores Group、Permiraといったグループも4月7日の時点で候補に残っていると伝える。
オークションは本日に実施される。
別のニュースですがワーナーミュージックは、今年2月にシティグループが買収したEMIのレコード部門の買収に関心があると報じられている。
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参考までにワーナーミュージック所属アーティストをチェック (その他多数!)
– リンキンパーク
– グリーンデイ
– ブルーノ・マース
– ジョシュ・グローバン
レコード会社も再編が進行中。大物アーティストは大丈夫だと思うけれど、それ以外のアーティストにとってはこの動きについてはどう思うのか、関心があります。ただ、業界の再編が進んでも、ビジネスモデルに変化を生み出さない限り、CDや物理メディアに依存するアーティスト、レコード会社にとっては今後も難しい時期が続くと思います。
オンライン音楽サービスとパートナーを組み、新たなビジネス・課金システムを小規模ながらも進めていくなど、ユーザーの変化に対応していくことが求められるかと。今後への希望として、、、
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