そして先日、Foursquareは新たなプロモーションとして「Foursquare for Music」を発表、アーティストやライブ会場がチェックインに応じて独自のプロモーション展開が可能になりました。
これまではライブ会場にチェックインしても、バッジがもらえるインセンティブ程度でした。新機能によってアーティストやイベントオーガナイザーは、ファンとチェックインで熱度を共感し、チェックインを導線に生み出すコミュニケーションをリアルタイムで共有することが可能になった。
テキサス州オースティンで開催中のウェブと音楽のフェスティバル、SXSW (サウス・バイ・サウスウェスト)で始まった新機能は、チェックインすればアーティストからライブ会場でリアルな特典が提供される仕組み。座席のアップグレードや、限定品提供、ファン限定のイベントなどファンとのコミュニケーションをリアルに促進できる多岐に渡るプロモーションが実現可能になります。新機能のローンチには、SXSWに参加する数多くのアーティストが参加しており、リアルな特典を絡めたユニークなプロモーションが実施されています。
アーティスト、イベント主催者の方はまずページを開設。プロモーションはこちらから簡単に作成できます
例えばGary Clark Jrのプロモーションの場合、@The Ghost Roomでのライブに3時間以内(ライブ前後も含む、多分)にチェックインが100回に達すれば、特別アンコールを演奏してくれるというプロモーション。
image via aboutFoursquare
その他では、Curren$yやネオン・トゥリーズ (Neon Trees)はファンミーティング、カウンティング・クロウズはサイン入り限定ポスターをチェックイン先着順に配布、Dry The Riverは新アルバムから新曲のダウンロードなど。「●人集めれば特典がもらえる」なんて知らない来場者を募ってできれば、ライブ体験も楽しくなります。
リワード作成ツール
image via Billboard biz
Foursquareは現在ユーザー数2000万人を有し、さらに成長を続けています。ですが、この新機能を導入したからといって、ライブ集客が改善されるわけではないと思います。ソーシャルメディアで継続的なコミュニケーションを行い、リアルに広げる。アカウントを開設するだけでは何も変わりません。また特典をもらったファンの熱の可視化や、もらえなかったファンを今後どう巻き込んでいくかも、潜在的なユーザーやファンを意識したロイヤリティ向上における重要な課題だと考えます。
TwitterやFacebookと連動するFoursquareは、リアルな体験と情報を最大活用できる可能性がありプロモーションにおいて今後注目していきたい。
ちなみにFoursquareを活用するブランド一覧はこちらのページでご覧いただけます
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