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2011年11月にアプリケーション・プラットフォーム戦略を発表したSpotifyは、1600万曲のコンテンツを利用できるブランドのアプリを数ヶ月のうちにWindows/Mac版デスクトップクライアントへ追加します。Spotifyはすでにローリングストーンやビルボード、Pitchforkなどオンライン音楽メディアや、レコード会社のアプリを発表しています。
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最初にローンチするアプリは、AT&T、リーボック、インテルから。AT&Tの「Surround Sounds」で、アーティストが楽曲を作曲;録音した場所やライブ演奏した場所をマップ上でトラックできるアプリです。またリーボックからは、ワークアウト用のプレイリストが作成できるアプリ。インテルからは、Facebookの友人が視聴する楽曲からバンドやアーティスト、曲をレコメンドしてくれる「Sifter」が登場する予定。
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スウェーデンで設立されたSpotifyは、ヨーロッパや米国など現在13ヵ国でサービスを展開する聴き放題の定額型音楽ストリーミングサービス。フリーミアムで提供されるサービスは、無料・有料会員合わせてユーザー数1300万人以上に成長し、有料会員数300万人を有します。
今回Spotifyが音楽関係以外のブランドにアプリケーションプラットフォームを開いたことで、音楽ファン以外にも、より一般消費者向け(もしくは無料会員)へのアプローチも可能になりつつあることを意味します。先日発表した「Spotify Play Button」やFacebookの「Listen」ボタンと合わせ、プラットフォームからブランドが直接ファンにコンテンツを届けられるモデルが増えることで、ユーザーとのつながりが強化され企業や音楽のプロモーションの機会が着実に生まれます。SpotifyのブランドアプリはFacebookとTwitterが開始したブランド向けページの施策に近いモデルだと感じます。もしSpotifyが日本に上陸した場合、例えばコンビニや自動車など、日本企業にとっても参入しやすくなるでしょうね。
Spotifyとブランド提携に関する発表は、引き続きアップデートしていきます。
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