音楽やオーディオを共有できるソーシャルオーディオプラットフォーム『SoundCloud』が、ウェブアプリの新デザイン「Next SoundCloud」を発表しベータテストを開始しました。
こちらのサイトから新バージョンのプライベートベータにサインアップできます。サイト内にある「Try the Next SoundCloud」をクリックして進んで下さい。
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SoundCloudは米国時間9日にメディアイベントを開催し、プライベートベータ版を発表しました。新バージョンでは通知機能やコンテンツ共有などインタラクティブな共有機能、検索やコンテンツ発掘機能の強化、見やすく操作しやすいナビゲーションなどを目指します。
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『Unmute the web (ウェブで音を鳴らす)』を目指すSoundCloudは、ジャンルにとらわれない音楽ファイルをウェブ・SNS上で投稿、発掘、共有できる、「YouTubeのオーディオ版」と呼ばれる無料サービスです。現在ではRadioheadやDeadmau5をはじめとするアーティストだけでなくジャーナリストやラジオ局も利用し、GarageBandやProToolsなど音楽ソフトウェアにも導入されています。SoundCloudはまた、HTML5対応にアップデートしたiPhoneやアンドロイド、iPadなどモバイルアプリも力を注いでいます。
クリエーターやブランド向けの有料プランでは、ストレージ容量やアートワーク、購入機能等それぞれの用途に最適化した利用を実現します。(詳細にご興味ある方がいらしたら、お手伝いできますので、ご連絡ください)
SoundCloudの設立者兼CEO, Alexander Ljung (@alexanderljung)は、プライベートベータ版を公開した理由について、ユーザーやコミュニティに開発からいち早く利用してもらいフィードバックを貰うことがパブリックベータに備えるために必要だと説明しています。SoundCloudはプライベートベータに10000ユーザーを招待する予定です。
新しいプロフィールページ
Next SoundCloudでは、「見える」、「共有する」、「聴く」、「見つける」の4分野で機能向上を目指し、多くの新機能が追加されました。
画像は「Next SoundCloud」から
See more:
– よりインタラクティブな波形プレーヤー
– よりシンプルで目を引くプロフィール画面
Share more:
– 「Reposts」機能でフォロワーや友人にサウンドを共有
– コメントやLikeなどが即時に分かるリアルタイム通知
Hear more:
– 再生ボタンをクリックした後別のページを閲覧中にもバックグラウンドで再生できる「continuous play」機能
– プレイリストに代わり、音源コレクションを一つの波形にまとめる「Sets」機能
Find more:
– キーボードショートカット,ボリュームなど簡素化されたナビゲーション
– 速度が向上した新しいサーチ機能とサジェスト機能
プラットフォーム担当副社長のHenrik Lenbergによれば、今回のNext SoundCloudをベースに今後様々な変更が追加され、数週間以内に新たな発表も控えているそうです。
TumblrやPinterestに影響を受けている「Repost Sound」機能は非常に面白い機能です。Twitterでの『Retweet』のようなものと考えてください。気軽に音楽やサウンドをシェアすることができるようになり、プラットフォームでの滞在時間やインタラクションが増加することで、オンラインリスニング体験とソーシャルの連携がますます活性化することに期待が高まります。
ヒップホップアーティストで、新曲公開など積極的な活動を行うSnoop Dog (SCアカウント)から、Next SoundCloudの発表をお祝いするメッセージ。
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