米メディアAllThingsDによれば、欧米で人気の音楽聴き放題ができる定額制音楽ストリーミングサービスSpotify (スポティファイ)が、1億ドルの大型資金調達を実施したと、伝えています。Spotifyに近い情報筋の情報として伝えられています。Spotifyは最新ラウンド完了後の企業価値は、30億ドルという巨額に上るそうです。比較までですが、オンラインラジオPandora Radioの企業価値は12.3億ドルですので、Spotifyがどの程度評価されているのかが分かるかと思います。
image via Spotify
最後まで読んでいただきありがとうございました。
Spotifyは現在グローバルな展開を推進しています。またSpotifyはRdioやマイクロソフトの「Xbox Music」やサムスンの「Music Hub」など、新しい音楽ストリーミングサービスとの競争にも直面しています。SpotifyはWindows Phone 8向けアプリのリリースやサムスンのスマートTV向けアプリを発表するなど、多様なプラットフォームへの対応も推進しています。
image via Engadget
以前に書きましたが、今回の資金ラウンドには、ゴールドマン・サックスが5000万ドル、フィデリティ・インベストメントが1500万ドル、そしてコカコーラが1000万ドル投資しています。コカコーラはSpotifyと戦略的提携を締結しており、同社のマーケティングではSpotifyとの連携を深めていく予定です。ブランドとオンラインサービスの提携は、より消費者に届けやすくできるためにも、今後も拡大していくと個人的に予想しています。
Spotifyは、現在世界中でアクティブユーザー数1500万人を有し、有料会員数は400万人へと増加しました。
無料プラン(広告、再生回数制限付き)
有料プラン「アンリミテッド・プラン」(月額5ドル、PCアクセス)
有料プラン「プレミアム・プラン」(月額10ドル、PC・モバイルアクセス)
Spotify CEOダニエル・エック (Daniel Ek)、資金調達についてインタビュー
日本上陸も注目されるSpotifyは、まだまだ国際的な拡大の機会が多くあることもあり、資金調達によってどの戦略に注力するのか注目しています。今後も動向をアップデートしていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。