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アメリカ最大規模のユーザー数を誇る、インターネットラジオ「Pandora Radio」の創業者でCEOを務めるティム・ウェスターグレン (Tim Westergren)が、同社の2012年業績をブログで振り返っていたので、ここでご紹介します。

2012年のPandora
  • 130億時間の音楽が視聴された
  • アーティスト10万組以上、100万曲以上が再生された
  • アーティスト1万組以上が25万人以上のユニークリスナーを獲得した
  • 16億のパーソナライズド化されたアーティスト・ステーションが作られた
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Pandora Radioは、Spotifyなどオンデマンド型の音楽ストリーミングサービスとは違い、好きなアーティストや楽曲の嗜好に合わせて音楽をレコメンドしてくれるパーソナライズド・ネットラジオです。同社が音楽家や専門家と組んで独自に開発した「Music Genome Project」のアルゴリズムがリスナーが聴いた音楽データを分析し、リスナーが好きそうな曲をパーソナル化して自動で流してくれるので、毎回検索したり設定を変える必要もなく、自分のためにただ流れてくる音楽だけを無料で聴いて楽しむサービスです。

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Pandoraは昨年から毎月のユーザー動向を示す指標を公開し始めました。

2013年1月のユーザー動向は以下のとおりになります。

最も重要な指標の視聴時間は13億9000万時間、昨年同期比の9億5200万時間から47%増加しています。
米国でのラジオ市場のシェアは8.03%で、昨年比5.55%増加、アクティブリスナー数は6560万人で昨年比38%増でした。

ビジネス的にこの会社はどうなの?といつも首を傾げてしまいますが、これだけの時間をアメリカ人がPandoraで音楽視聴に費やしてくれていると思うと、音楽ビジネスは不況と言われますが、音楽自体の魅力は増す一方だなといつも感じます。その意味でPandoraが聴かれることは嬉しいですし、Pandoraというネットラジオの選択肢がある環境は幸せだと思います。

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ソース


Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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