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あまり騒がれていないようですが結構重要かもしれない、、、

Amazonが音楽やアプリ、電子書籍などデジタルコンテンツを再販売できる仮想マーケットプレイスについての特許を取得しました。

しかしAmazonが現行の著作権法をどのようにクリアして合法なビジネスを展開するのか、については全くわかっていません。

特許は2009年に申請され、2013年1月29日に取得しました。この特許が示すデジタルコンテンツには、電子書籍、音楽、動画、アプリなどが含まれ、それらへのアクセス方法も「移動」、「ストリーミング」「ダウンロード」など様々な形式が想定されます。また書類では移動の回数や容量、料金についても触れています。

Amazonが取得した特許の詳細は、こちらでご覧いただけます。

Redigi

すでに「ReDigi」という音楽スタートアップは、米国の著作権法に則り、デジタルコンテンツの再販売サービスを手がけています。しかし、EMIはデジタルコンテンツはフィジカルなファイルと同じように再販売はできないとしてReDigiを訴えています。今後ReDigiの判決次第で、Amazonのマーケットプレイスの展開も決まってくると思われます。

Amazonの特許に基づいたマーケットプレイスは、著作権法のどの範囲までをカバーしているのかにもよりますが、コンテンツの売買だけでなく、中古デジタルコンテンツへのアクセス方法や保存方法に対するアプローチや考え方も従来のコマースサイトとは全く変わってくると思われます。音楽だけでなく映像、電子書籍などデジタルコンテンツが溢れると、二次利用は大きなビジネスチャンスになりそうです。その為には法律や業界が変わって行かないと大きな機会を逃してしまうことになるのではないでしょうか?

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ソース
Amazon wins broad patent to create marketplace for used digital content (2/4 Paid Content)


Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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