先週末開催されたHostess Club Weekenderでもヘッドライナー来日したロックバンド「Vampire Weekend」が一風変わった方法で新アルバムをPRしました。
バンドは先日、新アルバム「Modern Vampires Of The City」を発表。そのお披露目をサイトやFacebookで行う代わりに、2月4日のニューヨークタイムズの三行広告で小さな広告を出して最新アルバムのタイトルを発表しました。
ソーシャルメディアでは、Twitterで一行「Classified」だけをつぶやくだけでした(RT数91回)。こんな小さな広告をよく探し出しましたね。
次の日5日にはTwitterでリリース日(5月6日)をツイートしただけです(RT数1388回)。その後バンドのTumblrでアルバム・ジャケットを公開しました(notes数2376回)。
Modern Vampires Of The City is out May 6 / 7.vampireweekend.com
— Vampire Weekend (@vampireweekend) February 4, 2013
アルバムの発表はキャンペーンサイトや特別コンテンツをフィーチャーすることなく、シンプルで簡単な形しかも古いメディア(新聞)のコミュニケーションで行われ、日頃からVampire WeekendのTwitterをフォローしているコアなファンでないと見逃してしまうほど、小さい規模で行われました。
ですがファンが気になる話題を作り、新作への期待感を喚起し、結果として音楽メディアやブログでもニュースに取り上げてもらう導線を作るには、何も最先端のテクノロジーや画期的インタラクティブだけで話題を集める必要は無いということを、今回Vampire Weekendは見せてくれたと思いました。
バンドは2月1日からバンドのTumblrでアルバムジャケットをモチーフにした謎のGIFも公開。1月末に発表したアルバムリリース日と併せ、ファンの期待感を煽るために一役買っています。
Vampire Weekendは今年のSXSW、コーチェラ・フェスティバルを始め3月からツアーを開始する予定です。先行予約はバンドのサイトから出来ます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。