スマートフォン向け音楽情報検索アプリで最大の「Shazam」は、『インドのSpotify』といわれる音楽ストリーミングサービス「Saavn」との提携を発表し、Shazamがタグ付けできる音楽情報にBollywoord,南アジアの音楽カタログを追加しました。
Shazamは現在世界200ヶ国以上でユーザー数3億人以上を獲得している中でも、今回の Saavnとの提携は同社の亜大陸での事業にとって過去最大規模になります。
Saavnは、Spotifyなどと同様の音楽ストリーミングサービスですが、100万曲以上のBollywood、インド音楽、南アジアの音楽カタログを所有しています。Saavnは最近モバイルアプリをローンチし、インドや東南アジア諸国のモバイルユーザーをターゲットとする戦略を打ち出したばかりです。Saavnのモバイル利用は全体の80%以上を占める成長分野ですが、一方で音楽ストリーミングサービスの文やは競合するDhinganaやGaanaをはじめ競争の激しい市場で、更なる成長が望まれていました。
ShazamとSaavnの提携は、拡大するインド・東南アジア圏内でのスマホユーザーにとってShazamアプリとBollywood音楽のマッチングが音楽情報検索の幅をさらに広がると予想されます。
インドの音楽市場は年間60%の勢いで伸びており、その中でもモバイル分野は毎年17.6%成長しています。Savaanなど音楽ストリーミングサービスは年間で100%、地域に特化した音楽サービス企業は300%、インディーズミュージック分野の音楽サービスでは1000%以上の成長を達成しています。
Shazamの最近の活動は多岐のジャンルに渡っているので、アジア進出とともに注目したいですね。
ソース
Shazam Partners With The ‘Spotify Of India’, Saavn, To Improve Its South Asian Music Recognition