Amazonは、購入したCDアルバムの音楽データを無償でクラウドに保存してくれる「Amazon AutRip」にアナログレコードを追加したと発表しました。
これは今月20日の「レコード・ストア・デイ」を前に、アナログファンにとっては嬉しいニュースです。
CDのAutoRipと同様に、アナログの新作や、1998年以降に購入したアナログレコードが追加の対象になり、AmazonのCloud Playerクラウド上に自動で保存されます。
Amazonのデジタル音楽担当副社長のスティーブ・ブーム(Steve Boom)は、「アナログレコードに取り組みを拡大できて嬉しく思います。多くの音楽購入者はアナログのファンです。これまでアナログレコードのデジタル版を提供することは難しかったですが、これでレコードプレーヤーへのアクセスがない場所で購入してもアルバムをお楽しみいただくことが可能になります」と述べています。
AutoRipは新規に購入した、あるいは1998年から購入したCDのデジタルコピーをAmazon Cloud Playerに無料で保存してくれるサービスです。保存されたデータは256Kbps MP3データとなり、iPhoneやタブレットやKindle Fire、スマートTVなど多数のデバイスでAmazon Cloud Playerアプリを通じて視聴することが可能になります。
アマゾン、購入したCDのMP3データをクラウド上で無償提供する「Amazon AutoRip」サービスを開始
今回のアップデートで、今日からAmazon利用者は、対応するアナログレコードをAmazonで購入すると自動的に音楽のMP3データがクラウドに保存されるようになります。
対象作品には、マムフォード・アンド・サンズ、The Lumineers(ルミニアーズ)、ブルーノ・マーズ、ケリー・クラークソンなど人気のアーティスト作品を始め、大手レコード会社の名作など数千作がすでに対応しており、随時追加されていくそう。
AmazonのMP3ストアは現在2300万曲以上の楽曲カタログがあります。AutoRipに対応したCDやアナログレコードのカタログ数については発表されていませんが、1月の開始時には5万枚以上のアルバムに対応し、今後も追加予定と説明がありました。
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