今年の7月4日アメリカの独立記念日に、米MTVは12時間ノンストップでミュージックビデオをオンエアし続ける「Music Independence Day」を開催します。

現在は番組が中心となってしまって、かつての音楽ビデオステーションの面影が無くなったViacom傘下の音楽チャンネルMTVですが、7月4日だけは原点回帰しそれぞれ人気ミュージックビデオからインディーズミュージックまで、幅広いジャンルのミュージックビデオを流していきます。

MTVではアーティストを番組ホストに招き、インディーズミュージックや新人アクトを紹介したり、歴史的な音楽PVをオンエアしていきます。

Music Independence Dayのもう一つの目的は、MTV独自の音楽プラットフォーム「Artist Platform」(artists.MTV.com, artists.CMT.com, artists.VH1.com)へアーティストの参加を促進することです。アーティストはArtist Platformにおいて個別の音楽プロフィールページが制作でき、アップロードした音楽や動画をMTVサイト内やSNSを通じてプロモーションすることができます。また、アップしたコンテンツがMTVで7月4日に放映されるコンテンツの候補の対象になることも、参加のメリットになっています。

アメリカの7月4日といえば、家族でバーベキューをしたりパレードを見たり打ち上げ花火を見るというお祭りゴトが通例になっています。そこでこの機会にMTVがお祭り用プレイリストを提供してくれるという、往年のMTVファンにとっては嬉しい試み。でも今のオンライン・モバイルで育った世代にとっては、MTVがミュージックビデオ・ステーションだった時代を知らないで育ってきているから12時間の音楽PVは不思議に見えるでしょうね。

 

 

ソース
‘Music Independence Day’ Blow-Out Coming On July 4th!(6/12 MTV)


Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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