ポップスター、ジャスティン・ビーバーのマネージャーで、カーリー・レイ・ジェプセンやPSYが所属するマネジメント会社を経営する音楽マネージャーのスクーター・ブラウン (Scooter Braun)が、テクノロジーへの投資を目的とした1億2000万ドル規模(約120億円)の投資ファンドを立ち上げます。
現在交渉を進めている音楽ファンドのパートナー候補には、ラッパーのドレイクと彼のマネージャー、過去3枚のアルバムがそれぞれ1000万枚以上を売り上げたカントリー歌手、シャナイア・トゥエインのマネージャーのジェイソン・オーウェン (Jason Owen)、レディー・ガガのマネジメントを担当していたトロイ・カーター (Troy Carter)らの名が上がっています。
ファンドの取締役には、『ダークナイト』シリーズや『マン・オブ・スティール』などを製作するレジェンダリー・ピクチャーズ(Legendary Pictures)CEOのトーマス・タル (Thomas Tull)、スタートアップ「BetterCloud」CEOのデヴィッド・ポリティス (David Politis)、またアドバイザーにはドリームワークス·アニメーションのCEO、ジェフリー・カッツッェンバーグが就任予定です。
ファンドの資金は投資会社Waddell & Reed Financialによるもので、コンディション次第では2億ドルにまで増資される可能性もあるとニューヨーク・タイムズは伝えています。
新しい投資ファンドでは、これまで音楽マネージャーが手を出すことが難しかったテクノロジーや出版などの事業に投資することが目的です。
現在32歳のスクーター・ブラウンは、自身のエンタメ向けマーケテイング会社「SB Projects」を通じて、レコードレーベル「School Boy Records」の他に、映画やメディア事業、音楽出版、投資事業を手がけています。
マネージャーの役割がどんどん変わっていきますね。音楽業界の中だけでなく外ともつながって成功しなければ、生き残れませんね。
ソース
Bieber’s Manager Starts Music Investment Fund(11/10 New York Times)