米国で最大のユーザー規模を誇るネットラジオ「 Pandora 」が11月のリスナー動向情報を公開しました。登録者数2億人以上を超える米国最大規模の音楽サービスPandoraは、先月はアクティブユーザー数が下がるなど競合他社のサービスからの影響を受けたが、11月はどうだっただろうか?
Pandoraが発表した11月の数値は以下の通りです。
・視聴時間は14億9000万時間、前年同期比12億7000万時間から18%増加
・米国内ラジオ市場シェアは8.44%、前年同期7.17%から増加
・アクティブリスナー数は7240万人、前年同期比6240万人から16%増加
Pandoraはアップルが新たに立ち上げた無料の音楽ストリーミングサービス「iTunes Radio」が大きな期待とメディアの注目を集める中、リスナーの視聴時間とアクティブリスナー数の損失をわずかにとどめています。先月は9月と比較し2.5%減と大きくアクティブリスナーを失いましたが、11月は0.3%減でした。
米国最大のネットラジオ「 Pandora 」、10月の視聴時間はiTunes Radio登場にもかかわらず9%増加、アクティブユーザー数は180万人ダウン
またPandoraは上場後も黒字経営を維持することができていません。
米最大のネットラジオPandora、Q3決算は赤字:CEO「iTunes Radioにアクティブユーザーを奪われた」
Pandoraはリスナーが選んだ好きなアーティストやアルバム、楽曲を独自のアルゴリズムで解析し、リスナーが好きそうな音楽を自動でレコメンドしラジオのように再生してくれるパーソナライズド・ラジオを提供しています。Pandoraのレコメンデーションは、ミュージシャンなど専門家が音楽の特性を耳で分析したデータベースを元にしたアルゴリズムと、リスナーがイイねした楽曲のデータを組み合わせて、適切なプレイリストを作っていきます。
ソース
Pandora Announces November 2013 Audience Metrics(12/4 Pandora)