YouTubeの音楽検索が少しづつ便利になってきています。グーグルは細かい機能ですが、音楽探しや音楽視聴に便利な機能をYouTubeに密かに追加しています。
今回追加されたのは、YouTube内でアーティストの人気トラックとアルバムのプレイリスト、似たジャンルのアーティストのレコメンデーションを表示してくれる機能です。
YouTube内でアーティスト名を検索ボックスにタイプすると、結果画面の右側に「人気トラック」と「アルバム」タブと、検索したアーティストに近いアーティストが自動で表示されるようになりました。
表示されたリンクをクリックすると、トラックの場合は音楽PVもしくは非公式を含む投稿された動画が表示され、アルバムの場合はアルバムに収録されているトラックで構成されたプレイリストが表示されます。
Warp RecordsのFlying Lotusを検索した場合
この表示は、メジャーレコード会社のアーティストだけでなく、インディーズアーティストの場合でも表示されます。
また何度か検索を試してみた結果、多くの場合、日本語表記の日本人アーティストでは表示出来ませんでしたが、アルファベット表記の日本人アーティストの場合は、問題なく表示されました。また外国人アーティストでも、カタカナで入力すると表示されるようです。
以下は、思いついたアーティストをランダムに検索した結果です。みなさんも試してみてください。
◼︎表示された
・One OK Rock
・Perfume
・Exile
・B’z
・Superfly
・宇多田ヒカル
・安室奈美恵
・斉藤和義
・マイケル・ジャクソン
・ダフト・パンク
・レディオヘッド
◼︎表示されなかった
・きゃりーぱみゅぱみゅ
・いきものがかり
・嵐
・AKB 48
・Tofu Beats
新しい表示は、PCとスマホ・タブレットでPC表示したブラウザに対応しています。
また2月に入ってからグーグルは、アーティスト名と楽曲名の検索結果を検索トップに大きなサムネイルで表示するように仕様を変更しています。サムネイルからは直接再生することは出来ませんが、YouTubeの動画に直接飛ぶことができます。
グーグルはYouTubeで「YouTube Music Pass」なる定額制音楽サービスを開始すると昨年から噂されています。検索結果に連動して音楽を探しやすくすることは、YouTubeユーザーが見つけたい音楽を見つけやすくするだけでなく、次から次へと音楽を聴き続けることもシンプルにしてくれます。一方でグーグルは既に定額制音楽サービス「Google Play Music All Access」を展開しています。YouTubeのサービスとどう住み分けされるのか、今後も注目です。
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ソース
YouTube now promotes top tracks and playlists when you search for music(2/14 The Next Web)
Google pushes YouTube music videos with Google Now-style cards at the top of its search results(2/6 The Next Web)