ウェアラブルも音楽に注目しています。
アディダスと音楽ストリーミングサービスのSpotifyは、フィットネス系ウェアラブルデバイスでコラボすることが明らかになりました。
アディダスは、ランナー向けAndroidスマートウォッチ「Adidas MiCoach Smart Run」にSpotifyのオフライン視聴機能を2014年後半のクリスマス頃に導入するとEngadgetが伝えています。
Spotify有料会員でMiCoach Sart Runユーザーは、ランニング向けに自分の好きな音楽でプレイリストが生成でき、音楽を普段使いする機会をさらに楽しめるようになります。
Adidas MiCoach Smart Runは走行ルートや距離、時間、ペース、心拍数などランナーのデータを測定し同期できるフィットネス・トラッカーですが、エキストラの機能としてMP3プレイヤー(約850曲)も内蔵しています。音楽好きなランナーはMP3を同期させるよりももっと手軽にプレイリストを活用できるようになり、ランニングデータを記録しながら音楽を聴けるという日常性の高い音楽体験が期待できます。これは、海外で起きている自動車と音楽サービスの車載インフォテインメントシステムでの連携に近いアプローチで、自分が普段使うサービスを社内でも使えるようにして、シームレスな音楽体験を日常で実現しようとするトレンドに似ています。
ナイキはアップルと「Nike+」のコラボを長年実施して、運動するiPhone/iPodユーザーに音楽を届けてきました。アメリカ(ナイキ、アップル)とヨーロッパ(アディダス、Spotify)という見方もできて面白いですね。
ナイキ最大のライバルのアディダスは今後Spotifyと長期的にパートナーを組んでいくのでしょうか?それともこの製品だけのコラボになるのでしょうか?今後が気になる展開ですね。
ソース
Adidas MiCoach Smart Run wants to work out with Spotify(5/2 CNET)
Adidas confirms offline Spotify playback coming to its SmartRun Android watch (5/2 Engadget)