アメリカで今年ローンチしメディアの注目を集めている定額制音楽ストリーミングサービスBeats Musicが、iPadsへの対応を開始しました。これでBeats Musicは、iPhone、iPod Touch、iPad、Android, Windows Phone, ウェブ、そしてSonosへ視聴環境を拡大しました。
Beats Musicは最新アップデートでTwitterから友人知人のBeats Musicユーザーを探せる「Find Your Friends」オプションも追加しました。
Beats MusicのiPad版でできることはほぼiPhone版と同じ。プレイリストの作成やフォロー、自分の気分やアクティビティに応じて自動でプレイリストを生成してくれる「Sentence」機能、オフライン視聴、そしてアプリ内課金をサポートしています。相変わらず、UIデザインが独創的で美しい。
Beats Musicは今年1月からスタートした新興の音楽ストリーミングサービスで、人間のキュレーションによるプレイリストやインフルエンサーの選曲とマシーンアルゴリズムがミックスしたセレクションを中心に、月額定額制(9.99ドル)の音楽聴き放題サービスを提供しています。運営するのは、高級ヘッドフォンBeats by Dr. Dreで有名なBeats Electronics。経営にはドクター・ドレーや音楽プロデューサーでメジャーレコード会社CEOのジミー・アイオヴィン、ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーらが携わっています。
Beats Musicは後発ながら、スーパーボールのテレビCMなど派手なマーケティング戦略や、アメリカ最大のモバイルキャリアAT&Tとのバンドル契約など、ヘッドフォンで成功したノウハウを活かしたアグレッシブな戦略で会員確保を目指し、Spotifyなど競合を追撃しています。
iPad対応に遅れたといえ、開始から3カ月で対応させてきたBeats Music。そういえば、レコチョクBestなどは開始当初にはPCにも後ほど対応とマルチプラットフォーム展開を予定していたようですが、ローンチ1年が過ぎても未だに未対応なところは、やる気がないのか、リソースがないのか、どうなったのでしょうか?
邦楽「レコチョクBest」開始!“定額制”は音楽の聴き方を変えるか (2013/3/5 日経Trendy)
ソース
Beats Music 2.0 update delivers iPad version for subscription music service (5/1 9to5mac)