ロックミュージシャンのニール・ヤングが考案し立ち上げたハイレゾ音楽配信サーヴィス「Pono Music」。その高音質ファイルを再生するポータブルHD音楽プレーヤー「Pono Player」がいよいよ来週から一般発売されます。
ニール・ヤングは2012年10月に初めてPono Musicのアイデアを一般に披露しました。その後の2014年3月にはクラウドファンディング・プラットフォームKickstarterでPono Musicローンチに向けた資金調達を開始します。プロジェクトに投資した支援者には、一般販売用や限定Pono Playerをいち早く届ける特典があり、プロジェクトはわずか1日で目標額を達成、Kickstarter史上4番目に巨額の資金を集めることに成功しました。
Pono Playerは128GBのストレージに2.5インチのタッチスクリーンを搭載、最大192kHz/24ビットのハイレゾ音源を再生して楽しめます。
そのPono Playerは1月12日にアメリカで発売開始が決定しました。
ですが、当初は入手できる場所は限定されそうです。Pono Playerはアメリカ国内でわずか80店舗で発売予定で、さらに値段は399ドルになるそうです。
ハイレゾ音源は「Pono Music」ストアですでに配信を開始しています。
日本では静かに盛り上がりを見せている「ハイレゾ」音楽は、アメリカでもPono Musicを始めいくつかの音楽サーヴィスが進出して、CDやMP3では生み出せない上質な音を付加価値としてコアな音楽ファンに提供しようとしています。
ニール・ヤングという絶対的な音楽のアイコンが先導するPono Musicがハイレゾ音楽市場をアメリカでも根付かせることができるのか、今後の動きに注目です。
ソース
Neil Young’s high-quality Pono music player goes on sale Monday for $399 (1/6 The Verge)