Snapchatはラジオ型音楽ストリーミングで最高技術責任者 (CTO)を務めてきたトム・コンラッド(Tom Conrad)を新たに製品担当副社長に任命しました。
コンラッドは2004年から2014年までの10年に渡りPandoraでCTOを努め、音楽ストリーミングのデスクトップやモバイルアプリの開発から自動車やスマート家電の連携まで統括するなど、同社が世界最大のラジオ型音楽ストリーミングに成長する礎を作ってきた重要人物の一人です。
Snapchatは2016年に3億ドルから3.5億ドルの収益を見込んでいます。更なる成長を目指すため、SnapchatのCEOエヴァン・シュピーゲルはよりビジネス戦略に集中し、製品開発をコンラッドが統括していくと予想されます。
デイリーユーザー1億人を突破し、160億ドルの企業価値まで成長したSnapchatは、さらに新しい可能性を広げるために、最近ではウェアラブル専門家や工業デザイナーを採用する動きを見せています。Snapchatは2014年にグーグル・グラスに似たメガネ型ウェアラブルを開発するVergence Labを買収したことからも、ハードウェアの分野に事業を拡大するのでないかと、次の一手に注目が集まります。
また、2015年には人工知能を専門にするサイエンティストやソフトウェア・エンジニアたちによる、ディープラーニングの特別プロジェクトチームSnapchat Researchを立ち上げています。
ソース
Snapchat Hires Tom Conrad as VP of Product(Re/code)
image by OFFICIAL LEWEB PHOTOS via Flickr