2月8日、ワーナーミュージックが第1四半期(2010年10月 – 12月)の決算を発表した。ホリデーシーズンにもかかわらず、利益が前年同期比14%減の7億8900万ドル、純損失は1800万ドルに拡大した。デジタル音楽売上は前年同期比1.6%増の1億8700万ドルで全体売上の24%を占めた。
ここまでは(いつもの)ワーナーミュージックの停滞するビジネスに関するニュースだ。ただ興味深いことに、決算報告カンファレンスの席でワーナーミュージックCEOのEdgar Bronfman Jr氏が音楽ストリーミングサービス「Spotify」(スポティファイ)に関して次の発言をしたことを、AllThingsDのPeter Kafka氏(@pkafka)がレポートした。
Edgar Bronfman Jr. via Flickr
We do see Spotify, and services like Spotify, as ever-more meaningful for our results.
我々は、Spotifyや同様のサービスが同社の業績にかつてないほど重要な存在であると認識している
ワーナーミュージックのEdgar Bronfman Jr CEOは業績発表の席で、音楽ストリーミングサービスへこれまでで最も好意的な発言をした。しかしワーナーミュージックは欧州ではSpotifyのパートナーだが、米国サービスに関しては契約に至っていない。今週まで、ソニーミュージックのみが合意に達している。
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Bronfman Jr氏のSpotifyに対する態度の変化は、Spotifyが実際にレコード会社にとって重要な収益源になっている業界レポートが発表したことによると、音楽ニュースサイトhypebotはこちらの記事で説明しています。
ワーナーミュージックのBronfman Jr氏はこれまで音楽ストリーミングサービス「Spotify」やその他のサービスに対して、「業界にとって利益にはならず、ワーナーミュージックが楽曲をライセンスすることはないであろう」と強硬な姿勢を取ってきた。
Bronfman氏の心変わりは、IFPI(国際レコード・ビデオ製作者連盟)のレポートがSpotifyはレコード会社にとって2番目に大きなデジタル音楽売上ソースなことが発表したからだ。
IFPIレポート記事(ご参考)
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以外にも早くワーナーミュージックもSpotifyとライセンス契約する日が来るかもしれませんね。
みなさんはどう思いますか?
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