image via The Next Web
フランスの音楽ストリーミングサービス『Deezer』が今月中に英国でサービスを開始しSpotify(スポティファイ)に対抗すると、メディアが報じています。
Deezerは2007年に設立された音楽サービスで、著作権準拠した1300万曲のカタログとラジオ機能を提供しています。現在はユーザー数2000万人を獲得しており、ヨーロッパ7カ国でユーザー数1000万人を有するSpotifyを大きく引き離しています。多くのEU諸国で提供している模様。
ですが有料会員数ではSpotifyの160万人に対し、Deezerは120万人です。(Spotifyの数値は欧州のみ、米国進出前のものです)
image via Music Alley
Deezerの収益モデルは、Spotifyのフリーミアムモデルと違って無料モデルは提供せず、4.99ユーロの無制限音楽ストリーミングと、9.99ユーロのモバイル機能とオフライン機能を追加したプランを提供しています。15日間のフリートライアルが提供されるそうです。その他にはレコメンデーションなど特別コンテンツも提供されるとのこと。またiPadなどにも展開していくそうです。
Deezerはフランスでは携帯キャリアのOrangeと提携し、プランの一環で提供しています。
ご参考までに。こちらのチャートはTelegraphが作成した、デジタル音楽サービス10社の楽曲提供数を比較したもの。
Deezerは初めて聞くサービス。もっとご存知の方がいれば、情報提供してください。
英国は音楽販売全体が停滞している様子なので、音楽ストリーミングサービスにとっては商機なのでは・・・特にモバイルの分野では。
image via
こちらはEU諸国における音楽ストリーミングサービスのモバイルユーザーシェアのトップ3
image via Comscore
新しいサービスが参入してきた場合、これを市場の拡大と見るか、ユーザーを取り合うカニバリゼーションなのか、どちらになるのかは各サービスが自社のPRだけでなく、音楽市場をどう盛り上げられるか、どうキャリア・ISPと連携して価値を提供できるか、消費者へどう訴求できるか次第ではないでしょうか。
コメントは
@jaykogami まで
Facebook.com/jaykogami までどうぞよろしくお願いします。
@jaykogami まで
Facebook.com/jaykogami までどうぞよろしくお願いします。
ソース