誰でも自作の音楽を簡単に投稿しシェアできる、ソーシャル音楽共有サービスの「SoundCloud」は、ユーザー数1000万人を突破したと発表しました。2011年7月の段階では500万人だったユーザー数はわずか6か月で50%も増加しています。
SoundCloudは、ジャンルにとらわれない音楽ファイルをウェブ・SNS上で投稿、発掘、共有できる、「YouTubeのオーディオ版」と呼ばれる無料サービスです。
ブログやサイトへの貼り付け機能、数多くのアプリケーションとの連携やモバイルアプリ,RadioheadやDeadmau5をはじめとするアーティストプロモーション等を提供し、様々な形式による音楽体験を世界中の音楽ファンやネットユーザーに提供しています。また、クリエーターやブランド向けの有料プランでは、ストレージ容量やアートワーク、購入機能等それぞれの用途に最適化した利用を実現します。(詳細にご興味ある方がいらしたら、微力ながらお手伝いしますので、ご連絡ください)
ブログでは、1000万ユーザーに到達した幾つかの要因をリストアップしています。
- SoundCloudのモバイルアプリ:現在まで公式SoundCloud (iPhone, iPad, Android)アプリは500万回ダウンロードされています
- SoundCloudとアプリケーション:APIを公開しており、第三者がアプリケーションを構築することができます。現在まで10000以上のアプリケーションが開発されています(2010年7月にはわずか70アプリ)。またサードパーティのツールとも連携しており、最近ではProToolやCakewalkにもビルトインされました。(
- SoundCloudと音声ファイル:SoundCloudは音楽以外の音声ファイルも投稿されます。現在330万以上のタグがSoundCloudファイルに紐付けられており、その中にはジャーナリストやRobert Scoble氏 (@scobleizer)やMike Butcher氏(@mikebutcher)など著名ブロガー、英ペンギン・ブックス社、スタンフォード大学のecornersベンチャーズ・プログラムなど、様々な団体からの利用があります。
個人的には、上記以外にもMeetup等ユーザーコミュニティとのイベントだったり、SNS上での対話だったりリアクティブな対応だったりを高いレベルで行っていることも人気を集める要因になっていると感じます。
SoundCloudとファン、ファン同士が音楽に共感し体験を共有するコミュニケーションを行うことで、複合的に組み合わさり「人」でつながるコミュニティによって成長しているサービスだと思います。2012年にはどんな新しい体験がSoundCloudで実現できるのか、次なる飛躍に期待が高まります。
image via Flickr bisonblog
ご参考までに関連記事です。興味のある方は是非。
ソーシャル音楽共有プラットフォーム「SoundCloud」のクリエイティブすぎる2011年版ベスト音楽キャンペーン事例のまとめ (1/6)
ソーシャル音楽共有プラットフォーム「SoundCloud」のクリエイティブすぎる2011年版ベスト音楽キャンペーン事例のまとめ (1/6)
ソーシャル音楽共有サイトのSoundCloudがTwitterやTumblrにも投資する米大手ベンチャーキャピタルから巨額の出資を受ける、著名VCのフレッド・ウィルソンが取締役に参加 (1/10)
ソーシャル音楽共有サイト「 SoundCloud 」が間もなく有力VCから大規模な資金を調達 (10/18/2010)
ソーシャル音楽共有サイト「 SoundCloud 」が間もなく有力VCから大規模な資金を調達 (10/18/2010)
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメントは
@jaykogami まで
Facebook.com/jaykogami までどうぞよろしくお願いします。
ソース