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位置情報サービスのFoursquareと米国の音楽チャンネルVH1は、音楽ライブ会場でチェックインすると期間限定のバッジがもらえ、1ドルをUS公立学校の音楽プログラムを支援する非営利団体『VH1 Save The Music Foundation』へ寄付できるプロモーションキャンペーンを実施しています。
『VH1 Save The Music Foundation』は、VH1が米国公立学校における音楽教育プログラムを支援する目的で1997年に設立した非営利団体。キャンペーンでは、音楽ファンは米国内のライブ会場にチェックインすると「Save The Music」バッジを獲得でき、VH1は1バッジにつき1ドル、上限額35000ドルを寄付します。バッジ獲得は4月末まで有効。
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想像しがたいことですがアメリカの公立学校では、予算が算出できなくなると、音楽やアートの授業を打ち切ることがあったりします。『VH1 Save The Music Foundation』代表でVH1副社長のポール・コスラン (Paul Cothran)氏によれば、団体は1学校辺り平均37000ドル(約300万円)を寄付しているそうです。設立以来、米国100都市で1750以上の公立学校へ4700万ドル分の楽器を提供しています。
FoursquareとVH1は3月9日から開催予定のSXSW (サウス・バイ・サウスウェスト)フェスティバルでの利用に期待しています。SXSWに参加する音楽ファンのために、VH1は開催地オースティンのライブ会場マップをFoursquareで作成公開しており、すでに120人がマップをフォローしています。こういう導線はファンにとってはありがたいですね。
問題意識の高い人や社会貢献にアクティブな人の中にも音楽好きはいるでしょう。学校での授業がキッカケで音楽やアートが好きになった人も多くいるでしょう。
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現状を危惧する人達 (学校でアートに触れる機会が無くなっている)や、現実問題を知らない人達に情報を伝え参加してもらうことは難しいと思います。ですが、楽しませながら社会を変える活動に巻き込む今回のキャンペーンのように、関与できる選択肢を提供してあげ行動や寄付を促進することで (SXSWの場を利用, チェックイン, ライブ)、自分の好きなことで貢献でき、少しずつでも社会が変わっていくかもしれない、一つのモデルケースになるといいですね。
Foursquare と同じターゲット層やソーシャルでアクティブかつソーシャルメディアを活用するユーザーを共に抱えるブランドの活動は注目していきたいです。
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