英BBCは、数十万曲以上に無料でアクセスできる、音楽ストリーミングサービス「Playlister」を提供する予定だと英紙ザ・テレグラフがレポートしています。
BBCは既に番組向けオンライン配信サービス「iPlayer」を2007年に開始しており、これはテレビ・ラジオ番組に放送後7日間はオンライン上で自由に視聴できる、画期的なサービスとして幅広い人気を集めてきました。
PC、モバイル (iOS, Android)、ゲーム機 (Wii, PS3, Xbox 360)等多様なプラットフォームで利用が可能で、アプリ内からリクエストが出来るなどインタラクティブな機能も充実しています。 今回のPlaylisterはiPlayerの音楽専用サービスとして展開される模様です。
PC、モバイル (iOS, Android)、ゲーム機 (Wii, PS3, Xbox 360)等多様なプラットフォームで利用が可能で、アプリ内からリクエストが出来るなどインタラクティブな機能も充実しています。 今回のPlaylisterはiPlayerの音楽専用サービスとして展開される模様です。
BBCは保有する膨大な量の音楽アーカイブを一般向けに公開できるサービスについてこれまで言及しており、SpotifyやフランスのDeezer、iTunesなどと交渉し、ライセンス問題をクリアする方法を検討しているそうです。国営の放送局がライセンス料を支払うことは無いと考えると、Spotifyなど音楽サービスとパートナーシップを結ぶことが得策だと考えられます。
「Playlister」計画は年内または2013年初頭にローンチする予定だそうです。BBCは10月8日にiPlayerに関するプレス発表会を行うそうですが、この場で新サービスに関する発言があるかどうか期待したいです。
これはとても面白い試み。BBCは、幅広いジャンルのライブ音楽を現在でも提供しており、メイダ・ヴェール・スタジオという有名なレコーディングスタジオで多くのアーティストが数えきれないほどの名演を残してきています。
image via Flickr radio1 inveractive
そしてクラストンベリー・フェスティバルなど英国やヨーロッパの大型音楽フェスは必ずと言っていいほどBBCのテレビとラジオで中継されてきました。つまり昔からBBCを聴いている人も、最近の若者もBBCというメディアに音楽で集まっている。
BBCのような伝統ある放送局がデジタルの力で年代を問わずに音楽好きをつなげるメディアへと変わっていく、聴く楽しみを形を変えて実現してくれる素晴らしい流れだと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。