arts marketing.jpのFacebookページの投稿で見かけて。
アイスランドの歌手ビョークが1月末に突然クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で始めた、音楽アプリ「Biophilia」をアンドロイド/Windows 8版を開発するための資金調達キャンペーンは、わずか10日で終わりました。。。資金調達が完了したからではありません。中止です。
目的金額37万5000ポンド(59万1000ドル)のうち、集まった金額は1万5000ポンド(2万3600ドル)。263人からの資金調達でゴール金額のわずか4.1%という数字でした。
メッセージによれば、Biophiliaのアンドロイド版・Windows 8版を開発するには8人のプログラマーが5ヶ月かけて作業をする必要があることに開始後に気がついたとのこと。
資金調達プロジェクトは別の形で再開するのか、Kickstarterを使うのかは明確にされていません。
ビョークはキャンペーンの開始を発表してから、FacebookやTwitterで発言するわけでもPRするわけでもなく、沈黙したままでした。中止の発表もKickstarterのページで発表しただけでした。ファンに直接語りかけ参加への理解を深めるためのコミュニケーション不足が、大きな資金調達に繋がらなかった要因のような気がします。過渡な煽りはもっと嫌ですが、沈黙して話題にも取り上げられなくなることのほうが、立ち消えしてしまう恐れがあって危険ですね。
クラウドファンディングは終了間際に多く集まる可能性もあるから、今後どうなるかもう少し様子を見ても良かったのかと思いますが。諦めるのが早すぎという印象です。ていうかビョーク、アプリの開発準備なんて始める前にチェックしておいてよ。
クラウドファンディングの関連記事です。ご興味があれば是非どうぞ。
Kickstarterの音楽プロジェクトだけを取り上げ解説してくれる、まとめサイト『Launch & Release』(12/16/2012)
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最後まで読んでいただきありがとうございました。