音楽ビジネスとソーシャルメディアにとっては大きな動き。
米Twitter社で音楽担当を過去2年間務めてきたTatiana Simonian(@tatiana)が、間もなく同社を退職します。新しい職場は、Twitterのメディアパートナーでもあり、音楽ビジネス業界とも強い関係を持つ、大手調査会社ニールセンです。彼女の新しい役職はクライアント・ソリューション担当副社長で、音楽業界のブランドなどエンターテイメントビジネスを中心に活動していきます。
Twitter社での彼女の正式なタイトルは「Head of Artist and Industry Relations, Music at Twitter」。音楽業界とソーシャルメディアサービス内のメディアチームとのリレーション構築を務めてきました。レディー・ガガ(@ladygaga)やアリシア・キーズ(@aliciakeys)など大物アーティストのTwitter活用を支援したり、音楽フェスやアワードなどメジャーな音楽イベントでのTwitter関連プロジェクトを企画するなど、音楽ファンや音楽業界の間でTwitterの存在価値を高める重要な役割を担ってきました。
Tatianaは過去にディズニーのメディアリレーション担当を努めた経歴を持ちます。
Twitterでは現在米国の、音楽パートナーシップ担当者を募集しています。またTwitter社ではオーストラリアや韓国、ブラジルなどでも同様に音楽・エンタメのパートナーシップ担当者を募集しています。
今後Twitter社が音楽業界との関係をどうしていくのか、戦略が気になりますね〜
今では当たり前のように夏フェスやコンサートなどから、アーティストや参加者や視聴者がツイートするようになりました。ですが、ソーシャルメディアと音楽の連携が深まったのも、彼女や音楽担当チームがこれまで活動して、アーティストとファンとのエンゲージメントを高める手助けに取り組んできてくれたからです。
今メディア化が進んでいるTwitterは、まだまだ音楽やエンタメの分野では伸びると感じますが、今後ユーザーのどのような需要を掘り起こし、実現できるかに注目したいです。
ソース
Twitter’s Head of Music Departs for Nielsen VP Gig (8/16 AllThingsD)