音楽サービス開発者の人は注目かも。
米Twitterは、同社の音楽アプリ「Twitter #Music」を音楽ストリーミングサービス「スポティファイ」上で利用可能にするSpotify音楽アプリをリリースしました。
Twitter #MusicはこれまでiPhoneとウェブで利用が可能でした。今後はスポティファイのデスクトップ・アプリ・プラットフォーム上からもアクセスが可能になりました。Twitter #Musicでフル視聴するにはスポティファイ(またはRdio)のログインが必要になります。
Spotify音楽アプリではTwitterでつぶやかれているアーティストをリアルタイムでチャート化して表示し、ロックやダンス、ヒップホップなど「ジャンル別」チャートの他に、「Superstars」、「Popular」、「Emerging」、「Unearthed」、「Hunted」の5つのチャートから閲覧ができます。
各チャートはアーティストのサムネイルがグリッド形式で表示され、サムネイルをタップして直接楽曲を再生することができます。また各アーティストページにアクセスすると、そのアーティストがフォローしている他のアーティストが表示され、ここから新しい音楽を探すことも可能になります。
Twitter #Musicは、Twitterが買収した音楽スタートアップ「We Are Hunted」をベースに今年4月にリリースされました。買収以前、We Are Huntedは、最も人気の高いSpotify音楽アプリでした。
Twitter #Musicアプリの一つの特徴は、リアルタイムで表示されるチャートをスポティファイのプレイリストとして保存できることです。保存したプレイリストはオフライン・プレイバックでモバイル端末やデスクトップ・アプリで好きな時に聴くことができます。
Twitter #Musicは音楽に特化したサービス。ならTwitter上で展開するには、規模が大きすぎるかもしれません。Spotify音楽アプリであれば、音楽好きが自然と集まる環境のスポティファイ内で、Twitterのソーシャル/インタレスト・グラフに基づいたチャートと、スポティファイのフル視聴機能が組み合わさったアプリが楽しめるので、音楽好きなユーザーにとっては簡単に使えるフレンドリーなモデルと言えます。音楽好き同士がTwitterを介して好きな音楽でつながり、音楽と接する時間を長く出来る。Twitter #Musicもまだ認知は低いが、Twitterのようなカジュアルな使い方が音楽でも出来るようになれば、ライトユーザーにとって使い勝手のいい音楽レコメンデーションとして機能してくれるでしょう。
ソース
Twitter music app launches on Spotify(9/12 CNET)