Beats Music

高級ヘッドフォンブランド「Beats by Dr. Dre」を展開するBeats Elwctronicsは、噂されてきた音楽ストリーミングサービス「Beats Music」を数ヶ月内に開始することを明らかにしました。

今年に入って構想が公になったBeats Musicは、数ヶ月以内にウェブ、iOS、Android端末向けに提供される予定です。Beats Musicは当初米国からのサービスローンチになります。

Beats MusicのCOO、ルーク・ウッド(Luke Wood)氏がThe Next Webに語ったところによると、Beats Musicは「非常に明確なアイデア」がベースになっているとのこと。Beats Musicの中心はキュレーションで、ユーザーが好きかどうかよく分からないアーティストや新曲を闇雲に検索するような手間を無くすとコメントしています。

私達が配慮しているのは、本当の意味でのパーソナリゼーションです。わたしやあなたがどんな人なのか、今何を聴いているのか、何が好きなのか、過去に何を聞いたのか、これらの情報からユーザーのテイストに最も適した音楽をレコメンドします。

音楽に対する見解を持った素晴らしい編集チームが必要です。ですが私達は、ユーザーの嗜好の深さまで拡張できる状態を作りたいと思っています。音楽好きなユーザーと長い期間共に嗜好の深い部分までを満たしてくれる何かを作りたいのです。そのためには、アルゴリズムと人によるキュレーションのパーフェクトな組み合わせという、マシーンと人との連携が必要になります。

ウッド氏はレコード会社の重役と長時間過ごし、ライセンシング、ビジネスモデル、音楽ストリーミングサービスを成功させるために必要な条件について話し合ってきました。

Beats Musicとは?

「Beats Music」は、Beats Electronicsが買収した音楽ストリーミングサービス「MOG」をベースにした音楽サービスです。

Spotifyのライバル、音楽ストリーミングのMOGをDr. Dre率いる高級ヘッドフォンメーカーBeats by Dreが買収。音楽配信サービスにも高音質の時代到来?

チーフ・クリエイティブ・オフィサーには、DIYで有名なナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーが就任しています。またDaisy事業のCEOには、D2F支援サービスTopspinのCEOだったイアン・ロジャース(Ian Rogers、@iancr)が就任しています。

Beats Musicを手がけるBeats Electronicsは、ヒップホップの名プロデューサー、ドクター・ドレー(Dr. Dre)とユニバーサルミュージック傘下のインタースコープ-ゲフィン-A&M (Interscope-Geffen-A&M)レコード会長ジミー・アイオヴィン(Jimmy Iovine)が共同創業者として2006年に設立しました。その後Beats by Dreのヘッドフォンが大ヒットし、高級ヘッドホン市場でのシェアを60%以上獲得するほど、短期間で急成長してきました。

最近では提携関係にあったスマホメーカーのHTCから全株を買い取り、独立した運営体制となりました。さらに大手投資ファンドのカーライル・グループからの出資に合意し、ヘッドフォン以外の分野での事業拡大を進めています。

人気ヘッドフォンブランド「Beats by Dre. Dre」、HTCとの資本関係を完全に断ち切る。大手投資ファンドからの出資に合意

Beats Musicでは昨年から人力による音楽キュレーションチームの構築と強化を図ってきており、様々なジャンルやバックグラウンドを持つ人材の獲得に注力していることが、SpotifyやRdio、Deezer、iTunes Radioとは大きく違う特徴です。

高級ヘッドフォンブランドBeats by Dreによる音楽ストリーミングサービス「Beats Music」の詳細が徐々に明らかに、強力な音楽キュレーションチームを準備中

ソース
Beats says its new Beats Music streaming service will launch ‘within the next few months’ in the US(10/6 The Next Web)


Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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