高級ヘッドフォンブランド「Beats by Dr. Dre」は、サブスクリプション型音楽ストリーミングサービス「Beats Music」を1月にアメリカで開始することを発表しました。
サイトに行くと、以下のような登録画面が表示されます。ここで好きなユーザーネームを登録できます。気になる方はチェックしてみてください。
Beats Musicのお披露目は、1月7日からラスベガスで開催する家電展示会「CES 2014」になるのではという見通しです。Beats Musicはまたアメリカ最大のモバイルキャリアAT&Tと提携し、スマートフォン向けにBeats Musicをバンドルした料金プランを展開すると噂されています。
Beats Music CEOのイアン・ロジャース（Ian Rogers）によれば、Beats Musicはすでにプライベート・アルファの段階でテストが進められていたそうです。 また少数のミュージシャンやインフルエンサーにすでにサービスを使ってもらい、彼らからのフィードバックを元に改良を加えてきた結果、1月にサービスローンチすることに至ったとブログで伝えています。
新サービスは、高級ヘッドフォンやオーディオ製品を展開する人気ブランド「Beats by Dr. Dre」を運営するオーディオメーカーBeats Electronicsから今年独立し、6000万ドルの資金を調達しサービス開発を進めてきました。
人気ヘッドフォンブランド「Beats by Dre. Dre」、HTCとの資本関係を完全に断ち切る。大手投資ファンドからの出資に合意
Beats Musicがどれだけ大きな影響力のあるサービスかというと、ヒップホップの大物プロデューサーでBeats Electronicsの共同創業者Dr. Dre、共同創業者でメジャーレコード会社「インタースコープ-ゲフィン-A&M (Interscope-Geffen-A&M)レコード」の会長を務めるジミー・アイオヴィン（Jimmy Iovine）、チーフ・クリエイティブ・オフィサーにはナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナー、そしてCEOには前Topspinで元Yahoo! Musicのイアン・ロジャースがチームとして運営に携わっています。
トレント・レズナーもつぶやいてます！
Meanwhile, the game-changing music service I’ve been working on for the last few years launches in Jan: http://t.co/g9nJYzhdbu
— Trent Reznor (@trent_reznor) December 4, 2013
推測されるBeats Musicの特徴ですが、コンテンツ・レコメンデーションのアルゴリズムに加えて、ミュージシャンや音楽ライターなどによってキュレーションされたプレイリスト機能をサービスの中心に展開し、リスナーが聴きたい音楽を見つけやすくするアプローチを進めることで、競合するSpotifyやRhapsody、Rdio、Google Play Music All Access、iTunes Radio、Pandoraなどアメリカですでに展開されている音楽ストリーミングサービスとの差別化を狙います。
高級ヘッドフォンブランドBeats by Dreによる音楽ストリーミングサービス「Beats Music」の詳細が徐々に明らかに、強力な音楽キュレーションチームを準備中
ヘッドフォンという日常的に音楽を聴くためのデバイスと、日常利用するスマホから生まれた音楽サービスだとしたら、一般の人にも使ってもらえるチャンスが大きいと思います。その理由はというと、一般層へのアプローチはBeatsはこれまでヘッドフォンのゲリラ・マーケティングやアーティストとのタイアップなどで、十分に成功を収めてきた実績がある分、勝算が高いと思います。ヘッドフォンの機能やスペックはBeatsユーザーにとって二の次です。Beats Musicは、ライフスタイルの一部に最も溶け込見やすい音楽サービスになる気がします。
あとはいつ日本に来るか。。。になるでしょうね。
ソース
Beats Music Streaming Service Launches January 2014, Fires Up Username Reservations（11/4 TechCrunch）
Beats Music will launch in January, strikes partnership with AT&T (11/4 GigaOM)
BEATS MUSIC, COMING IN JANUARY
