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テイラー・スウィフトを始め、多くのアーティストは今年、音楽が楽曲を削除したりTwitterで意見を述べたことでことで、音楽ストリーミングサーヴィス「Spotify」と音楽の未来についての議論がオンライン上で巻き起こりました。2014年はアーティストやマネジメント会社がSpotifyやデジタル音楽サーヴィスに対して発言するなど、音楽業界の改革が起こった年とも言えます。しかし全てのアーティストがSpotifyに反対しているわけではありません。

英国出身のアーティスト、エド・シーランが、Spotifyのロイヤリティ料分配への取り組みを支援すると発言しています。シーランはSpotifyから楽曲を削除するアーティスト達と自分を比較して、世代が違うと述べています。

BBC Music Awardのバックステージでインタビューに答えたシーランは、Spotifyによって認知拡大したおかげで、ウェンブリースタジアムで3夜ライブが出来るまでになったとして、Spotifyを支援する発言をしました。

僕の音楽は8億6,000万回ストリーミング再生された。これってたくさんの人に届いたことだよね。

南アフリカのライブはソールドアウトだった。韓国でも東南アジアでもアリーナがソールドアウトだった。Spotifyの存在がなければ実現しなかった。

僕にとってSpotifyは音楽について回る必要悪とは思わない。Spotifyは僕がやりたいことを支援してくれるんだ。

エド・シーランの友人でもあるテイラー・スウィフトや、レディオヘッドのトム・ヨークなどアーティストがSpotifyから音楽を削除したことにっいて、

エド・シーランの友人でもあるテイラー・スウィフトや、レディオヘッドのトム・ヨークなどアーティストがSpotifyから音楽を削除しました。例えば、テイラー・スウィフトは最新アルバム「1989」を含む全ての作品をSpotifyから削除しました。結果的に「1989」はアメリカで今年最も売れたアルバム記録(128万7,000枚)をリリース1週目で達成、2002年以降でのベストセラーにもなりました。

シーランは「テイラーが何を考えているか、よく分かるよ」と他のアーティストの考えを尊重しながらも、現在のロイヤリティ料は公平であるといいます。

僕はSpotifyが支払うロイヤリティ料は間違っていないと思っている。ただそれがまだ見えていないだけなんだ。なぜなら、レコード会社はかつてのように稼げなくなった。だからSpotifyから分配される売上を多く受け取りたいんだ。僕たちみたいなアーティストに支払う代わりにね。これは真実だよ。真実なんだよ。

僕はレコードの売上から取り分を受け取っている。だけどそんなに大きい割合じゃないよ。僕はライブのチケット販売の売上を全て受け取っている。だからツアーをするんだ

エド・シーランはSpotifyから削除された音楽の多くは、誰もが聴きたい人気の音楽だと言います。

テイラー(・スウィフト)は8-9年活動しているだろ。彼女はレコードを売る時代を経験している。わずか5年の間にそれは間違いなく衰退した。だから、人は彼女のレコードを買うことが異質とは感じないんだよ

逆に僕はストリージング世代から生まれた。全てのファンは昔は大学でファイル共有ツールを使って僕の音楽を共有してきた。だから世代が異なるんだよ

彼女はレコードを売って、僕はストリージング再生される。だってこれが僕の世代だからね

とコメントを残しています。

ソース
Ed Sheeran ‘owes career to Spotify’ (12/12 BBC)
cc image by Mark Runyon via Flickr

Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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