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オーディオメーカーのBoseは独自に音楽ストリーミングサーヴィスを開発しているようです。

現在、Boseはクラウド型音楽サーヴィス向けのシニア・ユーザーエクスペリエンス・デザイナー職を募集しています。職務詳細には、自社の「次世代の音楽ストリーミング・プラットフォームと製品エコシステム」の実現するためのエクスペリエンス・デザインのエキスパートと記載しています。

同職はBoseの消費者向けソフトウェアを開発するアルゴリズム&クラウド・エクスペリエンス・グループに所属する模様。募集要項には、Boseはこのチームは「迅速に前進し、直接的かつ持続的なインパクトをBoseの音楽ストリーミング製品に与える」とあります。

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Boseの音楽ストリーミングサーヴィスについて詳細は分かっていませんが、恐らく高音質オーディオ配信の領域に進出すると予想されます。高音質音楽配信の領域はDeezer(Deezer Elite)やニール・ヤングのPonoMusicなど、小規模ですが参入者が増加している分野です。

音楽ストリーミングサーヴィスは、強豪がひしめきあい世界中が注目するビジネスになりつつあります。SpotifyやRdio、Deezer、Rhapsody(ナップスター)など音楽ストリーミングに加えて、アップルのBeats Music、グーグルのGoogld PlayやYouTube Music KeyにSongza、アマゾンのAmazon Prime、さらにPandoraやiHeartRadioなどがユーザーの獲得とマネタイゼーションを目指しています。

先日アップルはBose製品をアップルオンラインストアから削除しました。アップルのBeats by Dreヘッドフォンと競合するヘッドフォンやスピーカー製品だけでなく、今後はBeats Musicとも競合する音楽ストリーミングの分野でもアップルとBoseの競争は拡大しそうです。

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ソース
Bose Is Building Their Own Streaming Music Service (12/15 hypebot)
cc image by LoKan Sardari via Flickr


Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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