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音楽業界ではCD売上が低迷していますが、新しいアーティストは絶え間なく出現しています。彼らは新しいプロモーション、特にソーシャルメディアを使って音楽やメッセージを配信し共有することで、共感してくれるファンとともに独自の音楽キャリアを切り開いています。このようなレコード会社と契約していないアーティストやアマチュアミュージシャンをソーシャルメディア上の人気でランク付けしようというチャート『Uncharted chart』を、音楽メディアのビルボードマガジンが開始しました。以下はEntertainment Weeklyの記事の抄訳です。

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ビルボードが発表する週間ランキングは伝統的にアルバムおよびシングルの成功は、売上とラジオのオンエア回数で決められる。しかしその他の手法でキャリアを構築している新人アーティストはどうだろう?ビルボードは将来有望なアーティストに焦点を当てた「Billboard Uncharted chart」を発表した。
 

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ビルボードによると、Uncharted chartはビルボードが『Heat Score』と呼んでいるMySpace Musicのストリーム再生、ページビュー、ファン数、そしてYouTube、Facebook、Twitter、Last.fm、ReverbNation、SoundCloud、iLike、Wikipediaなどから情報を分析するオンラインアグリゲーター、『Next Big Sound』が計測したデータに基づいてアーティストを人気度でランク付けする(売上ではない)

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記念すべき第一週目のランキングでは、YouTubeの動画で人気を集める、カリフォルニアのタイ系アメリカ人のヒップホップアーティスト「Traphik」が1位に輝いた。

ランキング1位となったアーティストは、ビルボードマガジンで特集記事が掲載されるほか、新しいオンラインコラム「Uncharted Territory」でも紹介されるといったPRの機会が用意されている。

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先月、下のような記事を書いたばかりだったので、今回の発表には注目してしまいました。

多様化する現在において音楽を売上やオンエア数だけで評価することは正確とは思えないが、未だにランキング以外に評価測定する手法がないことも興味深い。どうやらビルボードはアーティストをあらゆる角度からランク付けしたいようだ。音楽性はランキングでは評価することは出来ない。しかし、ソーシャルメディア上での人気はリスナーの声が直接反映されていることと比例する。つまりリスナーが求めている音楽イコールよりソーシャルなアーティストということになる。

このチャートにランクインするためには、ソーシャルメディアでセルフプロモートできることが必須条件。これからのアーティストにはソーシャルメディアをいかに活用できるかという能力がますます問われる時代になりますね。

ちなみに、日本のビルボード・ジャパンにはこのようなチャートは現在存在しない、、、

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ソース
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Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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