ブラックミュージックにミュージシャンに影響を与えてきた、米国の大ベテランソウルシンガー、ボビー・ウーマック(Bobby Womack)が18年ぶりにリリースした新アルバム『The Bravest Man In The Universe』。新作リリースのプロモーション向けに、スマホのモバイルブラウザだけで閲覧できるインタラクティブな音楽ビデオが面白かったので、ご紹介。もっと早くに気がつけばよかったと思いました。

ボビー・ウーマック「ザ・ブレイベスト・マン・イン・ザ・ユニバース」

6月にリリースされたアルバムから先行シングルとしてタイトルトラックを発表。その音楽ビデオは、デスクトップ・ブラウザでは再生できず(動画もない)、モバイル・タブレットのブラウザでのみ再生可能な動画として発表されました。まずは「www.bravestman.com」にスマホでアクセスしてみてください。

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一方デスクトップブラウザからwww.bravestman.comにアクセスすると、20秒強のティーザー動画とiTunes / Google Playへのリンクが張り付けてあるだけで、何も起こらない。

モバイルブラウザでビデオの視聴が終わると、Thank you のメッセージと共に、トラックの無料ダウンロードとSNSでの共有ボタン(Google+)、再生のセクションが現れます。

このビデオの面白いアプローチは、インタラクティブ性を取り入れてゲームのように指先で操作しながら動画視聴ができる楽しみが動画に組み込まれたことでしょうか。マウスをクリックするよりも指先で音楽を聴きながら操作ができる感覚が新しい。YouTubeでストリーミング再生し聴き流しにするよりも、はるかにコンテンツに没入できるし、動画が楽しめればもう一度再生したり、アルバムに興味を持ったりすることで、コンテンツ購入に誘導できる可能性が高くなるということも期待できます。
今回の音楽ビデオ「Bravest Man In The Universe」は、リリース元であるインディーズ系レコード会社のXL Recordings、アーケイド・ファイアのインタラクティブ・ビデオ「We Used To Wait」を手掛けたデジタルエージェンシーのB-Reel、そしてグーグルのコラボレーションにより生まれたプロジェクト。

アーケイド・ファイアの音楽ビデオも面白いのでサイト http://thewildernessdowntown.com にアクセスしてみてください。

その他のインタラクティブ・ビデオも併せてグーグルの『Chrome Experiments』サイトでご覧いただけます。

半世紀近くの音楽キャリアを持つボビー・ウーマックがまさかグーグルと組んで音楽ビデオを出すとは考えもしてなかったでしょうね。それも他のアーティストよりも先進的な取り組みを実施していることは驚きですね。

もっと多くのインタラクティブ・ビデオ(HTML5動画)を利用するアーティストと視聴者が増えると、ただ視聴するだけだった従来のMVに代わり、ビデオを使ったプロモーションの幅が広がりそうで今後が楽しみです。

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ソース
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Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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