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フランスで生まれたクラウド型定額制の音楽ストリーミングサービス『Deezer』(ディーザー)は、今週アジアでサービスを開始することを発表しました。アジア第一ヵ国目はタイ、その次にはシンガポールとマレーシアに展開、数週間内にはインドネシアとフィリピンに展開を予定しています。

発表資料

Deezerは、2007年にフランスで開始した聴き放題の音楽ストリーミングサービス。iPhoneやアンドロイド、ブラックベリー、PC, タブレットなど様々な端末で音楽をストリーミング再生することができます。またPCでアプリをダウンロードすることなくウェブブラウザ上で利用できることも強みの一つです。

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Deezerは2011年秋、200ヵ国でサービスを展開し世界初の「グローバル音楽サービス」を目指すという、大胆な世界戦略を発表しました。大手レコード会社、インディー系レコード会社、権利者団体とライセンス契約を締結しており、登録ユーザー数約2300万人有料会員150万人に1800万曲以上の楽曲へのアクセスを提供しています。
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アジア進出の発表に伴い、Deezerはこれでサービス提供を世界91ヶ国に拡大します。ですが、市場飽和と低成長率を理由に、Deezerは米国と日本という大規模市場への進出を計画していません。

Deezerは、Spotifyなど他社同様にフリーミアム・モデルを採用し、広告付きの無料プランと有料プランを提供します。(下記は英国プランを参照、各国で異なる)
「Deezer Discovery」 :無料プラン、30秒オーディオクリップ視聴可能
「Deezer Premium」:月額  4.99€、広告無し、無制限聴き放題
「Deezer Premium Plus」: 月額$9.99、モバイルからのアクセス、IPTV、オフラインモード利用可能

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CEOのAxel Dauchez氏は今回の発表において、「アジアには本物の音楽への情熱があります。Deezerのローカル音楽市場重視の取組みと音楽レコメンデーションに各国の音楽ファンは共鳴することでしょう」と述べています。

Deezerはタイでのサービスローンチにおいて、モバイルキャリアの『dtac』と提携しています。Deezerによれば、Deezerアプリの通信データ使用料はタイ、シンガポール、マレーシアでは無料になるそうです。

高いスマートフォン普及率とブロードバンド利用のあるアジア諸国でのサービス開始は、今後への大きな可能性を感じます。またFacebook利用の高い東南アジアは、Facebook音楽パートナーの一社で音楽をFacebook上の友人知人と共有できるソーシャル機能を持つDeezerにとっても有利に働くでしょう。
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Deezerは新市場参入の際には、これまでもOrange、Deutsche TelekomやBelgacomなど携帯企業と提携してサービスを提供を開始してきた経験があります。このことから、おそらく日本でも携帯会社と提携してサービスを開始するのではと考えられます。モバイル重視したフル機能付き音楽サービスには、これまでのPCでのダウンロード中心の音楽視聴と違い、モバイル体験から新しい音楽の聴き方を普及させる可能性がありそうですね。

 

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ソース
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Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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