YouTubeがカントリーミュージック専用チャンネルを立ち上げ、音楽ファンへのリーチ拡大を目指す

YouTube は数週間の内にサブスクリプション型サービスを展開する可能性が出てきました。フィナンシャル・タイムズがレポートしています。

 

フィナンシャル・タイムズはサービス開始は早ければ今週中とレポートしています。Billboardの情報ソースによれば、今週ではなく数週間後だそうで、YouTubeはコンテンツクリエーターと最終的な契約の合意をまとめているとレポートしています。

サブスクリプション型サービスでは約50チャンネルが当社は視聴可能となり、各チャンネルの月額料金は1.99ドルからに設定されるそうです。サブスクリプション型サービスでは、YouTubeとコンテンツクリエーターの間で収益がシェアされるモデルになる予定とのこと。ニューヨークタイムズでは、サブスクリプション型サービスで視聴可能なチャンネルには、「音楽」「エンターテイメント」「子供向け」など多岐なジャンルがあると伝えています。

レベニューシェアは、コンテンツクリエーターの取り分は30%以下になるとBillboardはレポートします。

YouTubeの有料チャンネルでは、コンテンツクリエーターが通常のYouTubeで投稿するコンテンツとは異なるコンテンツが視聴できるようになるそうです。

YouTubeは動画投稿から動画チャンネルに注力した戦略にシフトしてきました。過去18ヶ月の間にはチャンネル戦略に2億ドル以上を投資しています。その結果、YouTubeはユーザー数が10億人を突破する巨大な動画プラットフォームとなり、ブランドチャンネルからの広告収益を増加しています。

サブスクリプション型サービスが開始すれば、日本でも視聴可能なのでしょうか? そして日本でもサブスクリプション型サービスに参加するコンテンツクリエーターはいるのでしょうか? 世界的なプラットフォームなので、各国でどのように展開するのか、注目したいです。

 

ソース
YouTube Subscription’s Split with Content Creators Likely to be Less than 30%(5/6 Billboard.biz)
YouTube Is Said to Plan a Subscription Option(5/6 New York Times)


Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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