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米国最大のネットラジオPandoraは、有料プランの値上げを発表しました。

Pandoraは、基本的に無料でリスナーの音楽の趣味嗜好を分析し自動で最適な音楽を再生してくれるパーソナライズド・ラジオを提供しています。しかし無料のPandoraには、楽曲の間に広告が挿入されます。この広告を無くして再生できるようにするのが、有料プランの「Pandora One」です。

2009年に始まったPandora Oneは月額3.99ドルか、年間36ドルを支払うPandoraのプレミアム・プランです。

今回の変更は、月額レートが3.99ドルから4.99ドルと1ドル値上がりになります。また年間プランも今後は無くなることが発表されました。

新しいプランでは年間に支払う額が60ドルとなり、これまでのプランから12ドル、年間プランからは24ドルも多く支払うことになります。

Pandoraは今回の変更を、ロイヤリティレートの値上がりが原因であるとブログで発表しています。

Pandoraは登録ユーザー数が2億5000万人以上、アクティブユーザー数が7500万人以上存在するが、Pandora Oneを利用するユーザーはわずか330万人しか存在しません。

なお新しい料金携帯は、これからPandora Oneに加入するユーザーに適応されます。既存のPandora Oneユーザーはこれまで通り3.99ドルでの利用が可能です。また年間36ドルを支払うユーザーは次の更新の際に3.99ドルのプランへと移行することができます。

またPandoraは、10年在籍したCTOのトム・コンラッド(Tom Conrad)が同職を退任することを発表しました。コンラッドは今後3カ月はフルタイムで、その後はパートタイムとなり、Pandoraではアドバイザー職として在籍していくと、社内向けに送ったメールで明らかにしました。

後任のCTOにはエンジニアリング担当副社長クリス・マーティンが19日から就任しました。

Pandoraでは昨年前CEOのジョー・ケネディが退任し、新たに元マイクロソフトの広告ソリューション・グループの上級副社長を努めたブライアン・マクアンドリュー(Brian McAndrews)が就任し、経営陣が入れ替わりました。今回CTOの退任で、今後もPandoraでは大きな組織改編と事業の方向性に変化が示される可能性が出てきました。

ジョー・ケネディもトム・コンラッドも2011年6月のIPO(新規株式公開)時には、それぞれ株式 2.71%、1.48%を受け取っています。IPOで得た利益は7400万ドル、4000万ドルに上るとされています。

ソース
The Pandora One Subscription Service To Cost $5 A Month(3/18 TechCrunch)
Pandora One Subscription Changes(3/18 Pandora)
On a personal note…(3/18 Pandora)
CTO Tom Conrad Shifting To Advisory Role At Pandora(3/19 TechCrunch)

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Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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