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アメリカの音楽売上が過去最低記録を更新しました。

アメリカ9月6日付けの週間アルバム売上枚数は397万枚で、1991年に現在の売上データシステムNielsen SoundScanが導入されて以来、最低記録となりました。また今回の売上は、初めてアメリカの週間アルバム売上が400万枚に届かなかった記録となりました。

アルバムチャート1位はウィズ・カリファ (Wiz Khalifa)の1st アルバム「Blacc Hollywood」が90000枚でデビュー1位を獲得しました。トップ10には3枚のデビューアルバムがランクインしました(Chase Riceの「Ignite the Night」、「Nashville Outlaws: A Tribute to Motley Crüe 」、Ace Frehleyの「Space Invader」)。

しかしこれらのデビューアルバムの平均売上枚数は31000枚にとどまりました。さらに今年音楽売上を牽引してきた「アナと雪の女王」(原題「Frozen」)サウンドトラックも10万枚を超えることはありませんでした。

昨年の同時期 (8月18日から25日)では、488万枚のアルバム売上に達しています。

今年に入ってアルバム売上は継続的に減少傾向にあり、第1四半期の平均売上枚数475万枚から第2四半期は455万枚に減少しました。2014年に入り、週間アルバム売上が500万枚を突破した週はわずか5週しかありません。

今年に入りアルバム売上全体は14.6%減少し、またデジタルアルバムは11.7%減少、デジタルトラック売上は12.8%減少しました。さらにCDに至っては8月24日までの段階で前年比19.2%と大きく減少しています。

音楽の楽しみ方としてSpotifyやPandoraなど音楽ストリーミングサービスの価値が高まる消費環境の中で、これまでのようにアルバム売上を伸ばすことは従来のビジネスモデルでは困難になりはじめています。そのためにレコード会社は、新しい音楽消費形態に適応したアプローチやビジネスモデルの再考が求められています。

ソース
Billboard

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Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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