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スマホの音楽の聴き方が変わるかもしれない。

ラスベガスで開催中のテクノロジー展示会CESで、フィリップスが発表した新しい「Philips Fidelio NC1L」ノイズキャンセリング・ヘッドフォンは通常のヘッドフォンジャックではなく、iPhoneやiPadで使うLightningケーブルで接続することができます。Lightningケーブル接続できることで、ノイズキャンセリング機能のバッテリー切れを心配する必要や、ヘッドフォン内に重いバッテリーを内蔵する必要もなく、常にiPhoneやiPadから電源が供給され続け、ヘッドフォンを利用することが可能になります。今年は、Lightningケーブル接続のヘッドフォン製品が盛り上がるかもしれません。

ノイズキャンセリング機能では、4つのマイクが周囲の騒音を拾い、で逆位相のオーディオ信号を発生させて騒音を低減させます。しかし通常のノイズキャンセリング・ヘッドフォンではこの機能を利用するためには、ヘッドフォン内にバッテリーを搭載するか、充電する必要がありました。

このヘッドフォンの悩みを解決したのは、フィリップス独自開発の24ビットD/Aコンバーター。ヘッドフォン内に搭載することで、iPhoneに搭載されるコンバーターを介してオーディオ信号を送る必要が無くなったため、パワー供給に加えてデータ転送も可能なLightningケーブルで接続することができるのだそうです。

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今春発売予定で、値段は299.99ドル。

アップルは、人気ヘッドフォンブランド「Beats by Dre」を運営するBeats Electronicsを昨年買収後、ヘッドフォンと音楽再生やアプリ連携が可能になる「Lightningヘッドフォンモジュール」を発表しました。デジタルからアナログへ変換する仕組みが変わることで音質も以前に比べ大きく向上させることも可能になります。また将来的には音質だけでなくセンサーも進化して、アプリとの連携は勿論、WiFi接続や個人の音質設定が音楽や利用するアプリに応じて自動で切り替わるパーソナリゼーション機能なども実現可能になるかもしれません。

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アップルもLightningケーブル接続が可能なBeatsヘッドフォンを開発中と思われますし、他社もiOSデヴァイス向けのオーディオ製品を開発していることが予測できます。今年はどれだけこれらが製品化されるのかもオーディオの世界では注目です。

ソース
These Philips noise-cancelling headphones are powered by Apple’s Lightning port (1/8 The Verge)
Philips announces noise-cancelling Lightning headphones, no batteries required (1/8 The Verge)

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Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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