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ヒップホップのビジネスマンが今熱い。

ヒップホップMCでプロデューサーのジェイ・Zが音楽ストリーミングサービス「Tidal」(タイダル)を開始しました。サービスの発表会にはビヨンセやカニエ・ウェスト、ダフト・パンク、ジャック・ホワイト、ニッキー・ミナージュ、マドンナ、リアーナ、コールドプレイのクリス・マーティンなど錚々たるアーティストが登場し、支援を示しました。

Tidalは通常の音楽ストリーミングとは違って、「高音質音楽ストリーミング」を実現します。聴ける曲数は2500万曲以上。その他に7万5000以上の音楽PV、アーティスト・インタビューなどの音楽コンテンツも提供します。

ジェイ・Zは先日スウェーデンのIT企業「Aspiro」を5600万ドルで買収し、音楽ストリーミングサービスのTidalと「Wimp」2つの運営権を取得しました。今回そのTidalを刷新させ、アーケイド・ファイア

30日に開催された発表会には、ヒップホップからロック、ポップ、ダンスミュージック、カントリーのメガスター16組が勢揃いし、さらにネット中継されるプレミアム感満載の内容でした。

・アリシア・キーズ
・アーケイド・ファイア(ウィン・バトラー、レジーヌ・シャサーニュ)
・ビヨンセ
・ダフト・パンク
・ジャック・ホワイト
・ジェイソン・アルディーン
・J. Cole
・ジェイ・Z
・カニエ・ウェスト
・Deadmau5
・マドンナ
・ニッキー・ミナージュ
・リアーナ
・アッシャー
・カルヴィン・ハリス*
・コールドプレイ(クリス・マーティン)*
*動画で参加

アリシア・キーズは発表会でTidalの可能性について答えています。

私たちのゴールは簡単です。私たちはより良いサービスと体験をファンとアーティスト双方のために生み出すことで、それを実現することを世界に約束します。

アリシア・キーズはまたTidalを「世界で初めて、アーティストによるグローバルな音楽とエンターテイメントのプラットフォーム」と説明しています。

Tidalのオーナーシップには上記16組のアーティストたちも株主として参加するとのこと。

一般的な音楽ストリーミングサービスとTidalとの決定的な違いの一つは「高音質配信」です。TidalはロスレスのFLACファイル形式の音源を1411kpbsで配信します。競争相手のSpotifyは320kpbsでの配信となるため、純粋に「音」を楽しむリスニング体験を求めるユーザーにとっては、ハイレゾのダウンロードとも異なる楽しみ方になります。

Tidalは月額9.99ドルの「Tidalプレミアム」(スタンダード音質、高画質音楽PV)と、月額10.99ドルの「Tidal HiFi」(ロスレス音源、HD音楽PV,音楽コンテンツ)を提供します。無料版の提供はありません。

大物アーティストのサポートに加えて、コンテンツ配信でもアーティストの支持を集めているのも、ジェイ・Zが中心的役割を果たしているからこそ。ソングライターやクリエイターへの不平等さを訴え、Spotifyから全曲楽曲を取り下げたテイラー・スウィフトは、最新アルバム「1989」をTidalでは配信を開始しました。

参加アーティストの反応

アーティストはTwitterのアイコンをTidalのロゴマークに変更するほど、連帯感を見せています。ジェイ・Zは今年2月のグラミー賞前に上のアーティスト達と極秘でミーティングを持ち、Tidalについて説明や、音楽の未来、アーティストの権利などについて議論を交わしたと伝えられています。

Tidalのプロモ動画はこちらからどうぞ。

ジェイ・Z

カニエ・ウェスト

コールドプレイ

ニッキー・ミナージュ

マドンナ

リアーナ

ソース
Jay Z relaunches Tidal with music’s biggest artists as his co-owners (3/30 The Verge)

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Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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