ソニーミュージック・グループの2017年第2四半期(7〜9月)業績は、ソニーが先月末に発表した決算によると、売上高が前年同期比37.5%増の2,066億円、営業利益は96.9%増の325億円と大幅な増益を記録しました。大幅な増収増益を記録した業績には(564億円増収、160億円増益)、音楽ストリーミングサービスと映像プラットフォーム、音楽制作からの売上増加によるものとなっています。

ソニーミュージックの決算は、国内のソニー・ミュージックエンタテインメント、海外のソニー・ミュージック、音楽出版社のソニー/ATVミュージックパブリッシングを連結した業績となります。

売上高の増加を牽引したビジネスとしてソニーが挙げるのは、好調なゲームアプリ「Fate/Grand Order」、音楽コンテンツではストリーミング配信からの売上が好調で、特に乃木坂46「逃げ水」、欅坂46の「真っ白なものは汚したくなる」、DJ Khaledの「Grateful」を挙げています。

Q2をビジネス別に見ると、「音楽制作」事業は前年同期比21.6%増の1,091.7億円、「音楽出版」事業は25.1%増の195億円、「映像メディア・プラットフォーム」事業は79.6%増の741.6億円でした。

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成長の音楽ストリーミング、衰退のダウンロード

ソニーが決算レポートでは触れていないですが、発表した音楽フォーマット別の売上高を見てみると、前年比で最も減少したのは「ダウンロード」。Q2の売上高は前年同期比10.2%減の123億円となりました。

CDを含む「フィジカル」は、10.1%減で276億円。

最も売上に貢献したのは「音楽ストリーミング」。Q2は530億円の売上高で、前年比で68.3%と大幅に成長。

売上高をシェア別に見ると、最も大きいのは音楽ストリーミングで48.5%。次いでフィジカルが25.3%、「その他」が14.9%、ダウンロードは11.3%という結果になりました。

2016年Q2の売上高シェアは、音楽ストリーミングが35.1%、フィジカルが34.2%、「その他」が15.5%、ダウンロードが15.3%でした。音楽ストリーミングの成長は、今やフィジカルとダウンロードの低迷を上回り、もはやソニーミュージックのビジネスの中心は音楽ストリーミングであると言えるほど、好調が続いています。今野勢いが維持されれば、全体の売上では50%に届く勢いで前進していくことが伺がえ、今後さらに成長することは間違いないでしょう。

主な数値をまとめてみると、以下の通りです。

Q2売上高:2,066億円(前年比37.5%増)
Q2営業利益:325億円(前年比96.9%増)
音楽制作売上:1092億円(前年比21.6%増)
音楽出版売上:195億円(前年比25.1%増)
映像メディア・プラットフォーム売上:742億円(前年比79.6%増)
音楽ストリーミング売上:530億円(68.3%増)
フィジカル売上:276億円(10.1%減)
ダウンロード売上:123億円(10.1%減)

ソース
連結業績のお知らせ
補足資料
top image by Wesley Lelieveld via Flickr

Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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